気になる声・話し方・言葉

学校の先生にとっての「アクティブ・ラーニング」

昨日書いた「アクティブ・ラーニング」について、もう少し気になることを追記します。
2020年から、学校で導入されるアクティブラーニングは、教育関係者の中でも注目されていると同時に、
それを進めていく先生の指導力、も話題に上がります。

子供たちに、どうやって意見を出させるか、など。
結局のところ、発言力のある子だけ意見を言い、意見を言えない子が言えないのでは、意味が無いからです。
そこには、意見を持っていても言う勇気の無い子も発言できるような空気を作ってあげなくちゃいけませんし、
意見が出たときにそれとは違う意見を言う時に、相手を傷つけない、または怒らせない、
配慮ある”言い方”が、子ども達の中でも必要になってきます。
その”言い方”も、具体的に教えてあげる必要があります。
その、相手を気遣う”言い方”は、言葉の選び方だけではなく、
非言語的コミュニケ―ション、ノンバーバルコミュニケーションと言われる、
声のトーンや口調、抑揚等、といった”感じ方に影響する要素”が大きく影響します。
それも一緒に教えてあげることが非常に重要になってくるのですが、
それを具体的に指導できる、の前に、
それをちゃんと理解して話すことができる大人ですらまだ少ないため、
なかなかそこまでは難しいことでしょう。
よく、こうして私は、どう感じるか、をメインにした声の出し方や話し方の研修やトレーニングをしています、
とお伝えすると、まず先生に対してやってください、というお言葉をいただいたり、
生徒さんに対して講演に伺うと、先生方が「私たちがとても勉強になりました」という言葉をとてもたくさんいただきます。
新たな学習指導要領は、先生方の負担がますます増えることになりそうです。
でも、先生、人を気遣いながらちゃんと喋れるってやっぱり素晴らしいことなので、
ぜひ、がんばってください!
私でご協力できるものならいつでもご協力させていただきますのでご連絡ください!

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