プレゼンで失敗しない話し方

clubhouse向きの声の出し方とyoutube向きの出し方は違う

自分に知識がついていく瞬間が大好きで、セミナー受講が趣味な私にとって、
clubhouseは、様々な方の体験や知識等の情報があふれていて、「なんとかランド」のように楽しい。

そんな中で、「声っていいよね」「声だけでも伝わるよね」
と、たくさんの方が「声」だけで聞くことの楽しさや良さを感じているような感想を聞くと、とてもうれしくなる。
そう、声だけで伝える、って、おもしろいのだ。
(当たり前すぎてあまり注目したり気にする人が少ないけど実は奥深くてとってもおもしろい、という点では、私の、もう一つの顔の分野、「バタートースト」と相通ずるところがある。ムフフ♪)

顔も映るyoutube、声だけのclubhouse


顔も映るyoutube、に加えて、声だけのclubhouse。
どちらも、そして、人前でも電話でも、とにかく共通するのは「声」。

かねてからお伝えしているように、最終的には、声の出し方や話し方はすべて、目的に合わせてコントロールできるのが理想。
では、youtubeとclubhouse、同じ声の出し方で良いか、といえばそうではない。
もちろん、同じ場合もあるし目的にもよって同じ場合もあるが、基本的には、異なる。

この2つのツールで大きく異なるのは、聞く側のスタンス。
youtubeは、見る(聞く)側も積極的。
clubhouseは、ちょっと聞き耳立てよっかな、と、軽いタッチ。良い話が聞ければラッキ~♪な感じだ。

この、聞いてくださる方の目的やスタンスに合わせて、話す、ということが、聞き手にとって、何も違和感を感じず、疲れず、楽しんでいただけることにつながる。
ただし、あくまでも原則として、だ。
先ほどの意見は、いわばお客様目線。

自分で好きなことを好き放題に喋るから、気に入った人だけ見て(聞いて)いってくれればいいし。という場合はこの限りではない。

Youtubeは見る側の期待に応えよう

youtubeは話す人も、伝えたい!主張したい! 
という気持ちが強い人が多い媒体になったので、見に行く(聞く)場合も、知りたい!楽しみたい!楽しませて~! 
という気持ちがある。

視聴者がそれくらい積極的だと、話す側もそれにこたえるために、ガンガン楽しい雰囲気を出さない限り、つまならさそうに感じると、
瞬間的にチャンネルを変えて、見てもらえなくなる。

○○セール!と安さを期待して気持ち盛り上がって買い物に行ったのに、なんだ、全然安くなってないではないか!
(ひどい時には)もうあそこのバーゲンは行かない。となるのと同じ感じだ。


それでもいいもんね~!と好きなように喋る方法もあるし、逆に広告収入を増やしたいからフォロワーを増やさなくては!と思うなら、見る側の期待に応えなければ!という考え方は大事だ。
(結局テレビの視聴率と同じ感じがしないでもないが)

youtubeのライブコマースでの話し方

youtubeで、特にライブコマース(テレビショッピング風)を目的とする場合には
こんな話し方をするのが良い、ということは、
SNSツールの(中小企業にとって)効果的な使い方、ということで
最も私が厚い信頼を寄せている「はちえん。坂田さん」のチャンネルでけっこうお話しさせていただいている。

https://youtu.be/s_owJ-14kyk

Youtubeよりファンの期待が薄いclubhouse

一方clubhouseは、ユーザーの人の間で多く言われているように、喫茶店や居酒屋などで、仲の良い、またはそのテーマが好きな人たちでワイワイ楽しく話している感じ。

聞く側も、隣の席で自分の興味ある話をしてるな~、ちょっと耳をダンボにして聞いてしまおう、という感覚だろうか。

話す側も、聞いてくれる人がいてもいなくてもあまり関係ないけど、もし同じ興味を持つ人がいたら、聞いていてくれてもかまわないし、良かったら一緒に喋る? という感覚。
または、誰かほかに興味ある人がいたら一緒に喋れたらいいな~、な感じ。


聞く側はも、なんとなくちょっと聞き耳立ててみたい、というライトな感覚で、自分を楽しませてよ!ということはきっとほとんど思っていない。
なので、あまり楽しくなくても、全然腹も立たないし、他にどっか自分に合う話しているところ無いかな~。と思うだけ。

先ほどの買い物にたとえると、そもそもバーゲン期間に行っているわけはなく、特別買う気も無く定価販売時期に買いに行っているので、安くなってなくても何もイラっともしない。また後日何かいい物ないか覗いてみよっかな、という程度。

なのに、これぜひ買ってくださいよ、いいですよいいですよ!!と熱く売り込まれると、あの店は店員さんがうるさいからあまり行きたくない、となってしまう。

声の出し方をコントロールする力は、身につけておいた方が、きっと生きる力になる


youtubeで、clubhouseのように雑談的な声の出し方や熱量、話し方をすると、楽しませてくれるオーラが出ていないので聞く側はもっと楽しませてくれそうなところに行きたくなる。

clubhouseでyoutubeように聞いて聞いてモードで話すと 、圧迫感を感じ、どこか落ち着かなかったり長時間聞いていると疲れる。

何かを「伝える」というシーンを考える時、声無くして伝えるのは、紙媒体や看板、動画の音声無し、だけで、そのほかの伝える手段としては、声はついて回ると言っても過言ではないだろう。 
声の出し方をコントロールする力は、身につけておいた方が、きっと生きる力になる。

ちなみに、clubhouseが思いのほどっぷりハマるのは、無意識に、軽い感じで聞き、軽い感じで話しているところの、需要と供給がちょうどマッチしているからだろう。と私は考えている。

まあその前に、なかなか聞けない良い話があちらこちらのROOMであふれているから、という理由の方が大きいのは言うまでもない。

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