あの人の"メディア声"&トーク力

龍神NIPPON(日本男子バレー)のメンバーの話し方がすばらしい!

ワールドカップバレーボール2015の男子チームの試合がテレビで放送されていました。
残念ながら、レシーバーが吹っ飛んでしまうほどの威力あるサーブを武器に持つイタリアに負けてしまいました。
その後のインタビューの日本選手の受け応えのなんと素晴らしいこと!!!
負けたのにあの、インタビュアーの目をしっかり見て、
不機嫌そうな様子もなく一言一言丁寧に、答えていらしゃいます。
しかも、言いよどむこともなくお上品な発音で。
スポーツ選手の中ではあまり見たことがありません。
でも一人だけではなく、柳沢選手と、キャプテンの二人とも。
柳沢選手は特に、もともと顔を見てもお上品でとても世界で戦うスポーツ選手に見えません。
それにともなって、やはり言葉遣いも発音もお上品で、育ちが良さそうに感じられます。
比べれば、キャプテンの方がスポーツ選手っぽくガッチリ。
でも、話す言葉は至って丁寧。もちろんインタビュアーの目はしっかり見て話し、
一音一音、聞き取れない音(言葉)もなく、誠実なたくましさが感じられるのです。
すばらしい。スポーツ選手ではホントに珍しく感じます。
熱狂的ファンからしてみれば、負けたのに悔しさも感じられない、という声も挙がりそうなインタビューかもしれません。
でも、機嫌悪そうに、滑舌悪く早口でいかにもさっさと終わりたそうに答えるインタビューシーンを
たまたまテレビで見かけた人は、一瞬にしてそういう人だと判断します。
そして、男子バレー、ガラ悪い。と思うでしょう。
でも、後で悔しがったり怒ったりしていても、テレビでの、いわば公の場での、
ほんの数十秒、紳士的に答える姿を見た何百万人は、少なくとも
感じ悪いと思うような、マイナスイメージは無いはず。
一流になる。何かに秀でて注目される存在になる、ということは、
メディアという公共の電波に取りあげられることと直結するため、
「ちゃんと話す」ということは、セットとして身につけなければいけないスキルである、
と考えると良いのですが。。。
私からすると、とにかくまず、メディア出演に相応しい声の出し方にするだけでも、
「やっぱり一流の人は・・・」となるのになぁ、と思います。
逆に、せっかく持っている技術や知識は一流なのに、この声の出し方は残念・・・
これじゃ、せっかくテレビやラジオに出演する機会があっても、新たなファンもつかみにくいだろうし、
一回出演しても、また次も出て欲しい、と思わせる魅力はあまり感じられないだろうな~
という人もたくさんいます。
むしろ、そういう人が多いですが。
もったいない・・・
せっかく一流の技や技術を持ちながら・・・
そのスキルを持って、さらに聞き取りやすい話し方や面白さがあったら、
一気に有名になったり人気者になるチャンスが広がりますのに。
声の出し方を変える、って、そんなに難しいことじゃないんですけどね。。。
声の出し方を教えて差し上げたい方、たくさんいらっしゃいます(笑)
バレーの柳沢選手には「ありがとうございました」の言い方(滑舌)を、
ちょっとだけお伝えしたい!!!
そんな機会、訪れないかしら。。。

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