気になる声・話し方・言葉

ブランディングに、ザンネンなことは一つもあったらダメ。

今日、「本当にそう!」って思う良いお話が聞けました。
お話されたのは私がいま仕事を展開していくうえでと~っても頼りにもしていますし
お世話になっている、そして偶然にも高校の先輩でもある方。
ブランディングプロデュースをされている、I will株式会社の柳沢美奈子さん
ブランディング、ということについてお聞きする中での、
「一つでもザンネンなことがあってはいけない」
という言葉です。
ブランティング、というのは何も高級とかのことではありませんが、
例えば高級ブランド、または、ちゃんとしたオシャレなお店、というイメージを持ってもらいたい、と思うのであれば
HPも、建物の外観も、店内の照明も、テーブルも、制服も、ショップカードも。
“いちいち”(良さを表す時には使わない表現ですが敢えて)ステキ!
じゃなきゃ。
何か一つでもザンネン、ということがあると、それでお客さまには見放されてしまう。。。
「せっかく全体的に良いんだけど、あそこだけがな~。残念」
というセリフを聞いたり、思ったりしたことはありませんか?
それなんですよね。
職業意識を持っていろいろなお店や企業で働く方の声や話し方を聞いていると、
せっかくのこの雰囲気の中で、その声や滑舌でそうきますか・・・
と思うことがとってもよくあるのです。
例えば、ちょっとお値段の高い、ランチなら最低でも1500円以上から、
というお店の女性スタッフが、町の喫茶店のおねえちゃんのように
「は~い、お待たせしました。」とか。
メニューについて質問をすれば
「あ、そうですね~。こちらも結構人気で・・・」と、
とっても親しみ有るフレンドリーな感じ良さ。
うん、感じ悪いわけではないのです。
でも、喫茶店的なのです。
高らかでちょっと鼻にかかった声で明るく朗らかなよく動くお姉さん。
喫茶店ならバツグンです。
ただ、このお店に私たちはちょっとおしゃれなランチタイムを過ごしに来ているわけで・・・
なにか、な~んだかその高級感の無い声のトーンや発音のしかたが受け入れられず。
お料理はまあ美味しい。雰囲気もオシャレ。
な~のですが!その声が店内中で飛び交っているのが聞こえるので、
お料理も雰囲気も、言葉は悪いですが全て安っぽく感じてしまうのです。
というわけで。。。また行くことはたぶん無い。
せっかくのあれだけテキパキこなす能力を持つ店員さんなのだから、
あとはその接客用語を言う声の出し方と発音だけ、高級感を感じる言い方を教えてあげれば完璧なのに!
この、小さなザンネンが、大きな残念になるんですよね。
お客様と話す時、ただ丁寧な言葉を言えばいい、というものではないのです。
その言い方が、実はものすごく重要、というところまであまり気にされず、
それが小さなザンネンになっているお店や企業、よくあります。

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