おはようございます。プレゼンジャパン・声の笑顔トレーナーの梶田香織です。
昨日の「し」に続いて、「す」の滑舌、発音のポイントです。
「す」は、ウ段の音だからと言ってあまり口をすぼめて発音することはめったにありません。
口の形から出る音よりも、前歯の上下の隙間から出る”息と歯の摩擦音”「th」の音が気になる場合が多いです。
先日「く」の時に書いた無声化が重要なのはもちろんですが、
最も気にした方が良さそうな「す」の音を発音する瞬間は、分の最後です。
ありがとうございますの「す」
〇〇ですの「す」 です。
この、分の最後にくる「す」は普通は”息と歯の摩擦音”のみ(または「SU」と音を出したとしてもほんの少し、”息と歯の摩擦音”に混ざるだけ)になるのですが
時々、”息と歯の摩擦音”はあまり聞こえず「SU(す)」と声に出して言う音がメインで聞こえるように言う方がいらっしゃいます。
そうすると、ちょっと野暮ったい感じに聞こえてしまいます。
ましてそのまま「す~」と伸ばす方は、幼く感じられたり、適当に言っているように感じられます。
「す」に限らず、洗練されたイメージ、きちんとした印象を与える際、語尾は非常に大切です。
明日は「せ」についてです。
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