気になる声・話し方・言葉

オリンピック競技解説者の声と話し方と、競技人口・ファン数との関係

オリンピック中継を、”声と話し方”という観点から見ると。のお話。
オリンピック競技の中にはサッカーや水泳のようにメジャーな競技と、オリンピックの時だけテレビで中継される競技がある。
いわゆるマイナーと言われる競技。
後者は、オリンピックの時こそその競技へのファンを増やせるチャンスのはず。
一般の人がなんとなくTVをつけたままにしていてつい見ちゃう、ということもあるから。
そこで、新たなファンを増やせるかどうかは、解説者にかかっているのではないかと思う。
ズバッと言うと、解説をいろいろ聞いていると、傾向的に
メジャースポーツは解説者の声も話し方も見る人聞く人を惹き込む力があり、
マイナースポーツは、解説者の声と話し方には弱い。または、無い。
選手は画面の中で頑張っているのは見ていて伝わってくる。
でも、なんとなくチャンネル変えよかな~、と思うか思わないかは、無意識であまり気づかないと思うけど、解説者の喋りによるところもかなり大きいと思う。
喋りというか、「音」の印象によるもの。
人の声は音楽と同じく耳から入るので、BGMの効果・影響と同じ影響を人に与える。
聞いていて楽しそうか、楽しくなさそうか。気分が盛り上がるか、盛り上がらないか、だ。
もちろん、単純なそういった「音」の響きの他に話の中身、も重要だけど、まず音(声)だ。
現地の放送スタジオのある場所、その周りの音や観客の声の大きさによって、声が出せる出せないもあると思うけれど、
テレビから聞こえてくる声の印象は、スポーツのメジャー順位に比例しているように思う。

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