あの人の"メディア声"&トーク力

押し引き、強弱が豊富な猪瀬知事のオリンピック招致プレゼン

猪瀬直樹東京都知事のプレゼンテーション
http://www.youtube.com/watch?v=Irbdi2LFVAE
たくさんプレゼンされたメンバーの中でも、
口調の強弱、というよりも、「押し引き」をとても取り入れたプレゼンでしたね。
TEDでのプレゼン手法でもよく言われていることですが、
プレゼンにはストーリーが必要と言われます。
その、ストーリーを語るときはこの口調が必要になります。
ガンガン熱く強く訴えるわけではなく、
プレゼンターの語りに巻き込んでいきたいとき、
その語りに酔わせ、うんうんそうだそうだ!とだんだんとその気にさせる・・・
そんなときに、重要です。
スティーブ・ジョブスもよくこのストーリーを語る口調で話していますね。
ただし、あまりやりすぎると、いわゆる”クサく”なってしまい、
観客は退いてしまいます。
ストーリーを語れるタイプの人と、そうでない人の違い。
それは、語り手になりきっているかどうか。がまず大きいです。
ほんの0.数パーセントでも恥じらいがあると、
その世界にどっぷり漬かることができていない部分が顔をだし、
それが観客に伝わってしまうのです。
なりきることができれば、なりきって、観客に襲い掛かるほどの強さを自信持って出せる。
だから観客を巻き込むことができるのです。
その気になっても、観客を巻き込むほどの強いオーラ(私はこれを声のシャワー、とよく言います)
を出すところまでできなければ、ステージ上での独り芝居になってしまい、
鼻で笑われてしまうのです
ストーリーを語るなら、徹底的になりきる。
これは、練習すればできるもの。しなければ絶対にできないものです。

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