バス運転手さんの声 他

今日の市バス運転手さんは声より語尾<6>

今日の運転手さんは、声は少し高めだけどやさしーく喋る人。
喉ぼとけで鳴っているっていう感じでしゃべる人です。
(これは私の勝手な印象と表現なので
たぶん意味不明?…ごめんなさい)
それより特徴的なのは、
語尾が上がること。
文末。
文節の最後。
単語の語尾。
助詞。
つまり、全てが上がる。
例えばこんな感じ。
は、 です。
次 名古屋駅
ぎ、 見っ。 です。
つ 伏 伏見
ぎ、 ます。 さーい。
つ 停まり ご注意くだ
まーす。
ありがとうござい
という感じです。
昔のエレベーターガールのまねをするときのような。
語尾を上げるとやさしい感じを出せます。
でもそれが、声を押しつける様な喋りだとNG。
威張って自分の主張ばかりが感じられます。
さらに。。。
実はずっと聞いていると聞き手は疲れてしまうのです。
なので語尾を上げるのは時々にしておいた方が良いような…
語尾を上げるとしたらせめてその語尾に力を入れないこと。
やさしく感じてもらいたいなら、語尾こそさらにやさしく丁寧に置くように。
がオススメです。
語尾は上げたほうが喋りやすいならそれでもgood。
ちなみにこの、語尾が上がる、という癖がある人は実はアナウンサーやナレーターにはなれないんです。
私の講義の中でもしょっちゅう指摘しています。
でも上がっちゃう人はだいたい無意識に語尾が上がってしまうのです。
何度も何度も指摘していくとだんだん上がっていることに気づくようになってくるんですけどね。
そうそう、何か人前で文章を読むときに、特に助詞が上がる方が多いです。
声に出して、人が聞かせてあげるつもりで読んでみてください。
「むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました」
おばあさんが、の「が」。上がりませんでしたか?

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