梶田香織&こだわり

研修『「気が利くね」と言われる人になるための思考回路作り訓練』

「気が利かない」「使えん!」
そう思う人に遭遇すること、または、周りの人にそう思われている人もいることでしょう。

私事で、しかも自慢話のようで恐縮ですが、客観的にみた私の”強み”という観点で書かせてください。
ただしこれは私には逆に辛く感じることも多いですが(苦笑)
昔から私は、「よく気がつくね」「気が利くね」と様々なシーンで言われることが多くありました。
入社したばかりの職場、異動先の職場、職種が変わってから…
いつか、当時の部長に、
「梶田さんにはどこに行っててもすぐに見つかっちゃうな」
というようなことを言われたことがあります。
当時の私の上司は社長直行便的な電話がよくかかってくるポジションでした。
そうすると、だいたいはすぐ社長に折り返し連絡を、となるため、
席を空けている部長に電話が入った際は、部長がいないけど…
と部署内みんなで探すことになるわけです。
そんなとき、
「たぶん○○部長のところです…」
「○○(社内の別の建物)かもしれませんからちょっと(内線)電話してみましょうか」
とかけてみると、案の定そこに。
ということがよくあり、部長が苦笑いしながら先ほどの
「…見つかっちゃう…」
と言って戻ってこられたのです。
なぜ推測できるか。
それは、部長がいなくなる前に、その人と電話をしていた。
または、その人の名前を出しながら電話をしていた(○○さんにちょっと確認しておくわ、など)からです。
それを聞こえていたし聞いていたし。
(耳から入る音は私はだいたい無意識に認識しているようです。)
なのでその会話の流れで、いまこの時間に不在、ならたぶんあそこだな。
とわかるわけです。
これは私だけでなく、同じ職場の先輩達もほぼ皆同様でした。
「さっき○○さんと電話してましたよね」
「あ、だよねだよね」と。
司会の仕事は、よく、脳を5分割くらいして動かしている、と私は言います。
お客様を見る、感じる。
ステージ上のトーク相手を見る、感じる。
その人の話を聞く、感じる。
舞台監督を見る、感じる。
スタッフの次の場面のための動きや備品の準備具合を見る、感じる。
時計を見る、感じる。
トーク相手の話を聞いての返答や、自分からの質問を考える、話す。
などなど…。あ、既に7分割ですね^^。
でもこれは、訓練で身につけることのできるスキルです。
このスキルを身につけるための、脳の使い方や習慣を意識するだけでも、
一般社会でも、少なくとも、”使えないヤツ”呼ばわりをされることはきっとなくなります。
先日そのメソッドをお伝えする講義をさせていただいたのでした。
ゆとり教育世代と言われる人が社会進出している今の時代、手段を伝えればちゃんと実践する人達もたくさん。
その手段を伝えることで、会社内で少しでも、”使えない”部下にイライラすることも減り、
”使えない”と、まるでモノか機械のような言い方をされて嫌な思いをする人もまた減ります。
職場の人、皆が気持ちよく仕事をすることにつながるだけに、できるだけ多くの人に伝えたいコンテンツです。

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