気になる声・話し方・言葉

子どもの教育に重要な「レディネス」につい涙・・・

子どもの教育には「レディネス」が重要。
そんな記事が掲載されていました。
東洋経済オンライン
これを読んで、思わず目がうるっとしました。
今でもしっかり覚えていることを思い出したからです。
小学何年生の頃かは忘れましたが、いつものように家族みんなで晩御飯を食べているとき。
「香織ちゃん、今学校でなんの勉強しているの?」
と父に聞かれ
「消防署のこと・・・」
細かい言葉は覚えていませんがとにかく
社会の授業で消防署に関することをもうすぐ勉強することを
伝えたと記憶しています。
このあと何度か父との会話のやり取りがあったかと思いますが、
その翌日か数日の間に、
父が消防署が見えるところまで連れて行ってくれて、
いろいろと説明してくれました。
後日、授業で消防署のことを学んだとき、
父と一緒に見てきたことや、父が教えてくれたことが、
ポロポロと授業中に出てきて、まさにこの東洋経済の記事のように
見たことある、と思ったり
知っていると得意げになれたりしたことを覚えています。
あの教育があったからこそ、今こういうことに役に立っている・・・
あれは、そういう意味があったのか・・・
と思うことが本当に多くあります。
高校時代の夏期講習くらい以外は
小学校から学習塾に通ったことがありませんでしたが、
勉強が嫌いにならなかったこと(ただし、間違いなく好きでもなかった)、
勉強しなさいと言われたこともなかったこと、
そして、生きていく知恵がものすごく自分にたくさんあると気づく今、
ただただ両親に感謝するばかりです。
特に、周りの方に褒めていただける部分は、
両親から、あのときにこう言われたからだ、とか、
ああやって育てられたからだな、と
明確にその要因が自分の中で蘇ってくるためです。
今、私は、「話す」という技術を中心に、
経営者や社会人の方々だけではなく、
社会人になる前の10代や、時には小学生にも
その技術を伝える仕事をさせていただいていますが、
これから大人になる人には、
そんな、私の中にある、よく周りの人に褒めていただける部分についても
その方法や意識の持ち方を伝えることも注力しています。
ちょっと口うるさく感じられることもあるかもしれませんけどね(笑)。
でも、そういった、知恵の絞り方や工夫や配慮や気遣い、
といったことを言う家庭はどうやら少なそうだ、と
小学生から大学生を見ていて、つくづく感じています。

関連記事