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本番1時間前に「どうしたらいいですか」のお電話

先日夕方、お電話をいただきました。
トレーニングを受けてくださった経営者様からです。
数年前、お父様の代から変わられて社長となられ、
それに伴い、いろいろな会で役員を務めることになり、
ご挨拶する機会がとても増えたとおっしゃる方です。
トレーニング中、近いうちにお話になる会を想定し、
それにあわせて声を出したり意識の持ち方等をお伝えさせていただいていました。
会場は毎年同じところだから、と、全く知らない場所でいきなり話すよりは
少し安心感もあるご様子でした。
ところが、お電話では。
予想外にお客様が増えてしまい会場が変わり、
横長のお部屋だったはずが縦長のお部屋になってしまいました、と。
その場合の、声の出す距離感はどうしたら良いか。
と。
たしかにトレーニング時は、
毎年行われる定例会のため、過去ずっと横長会場でそれほど人数も多くない会場で、
の声の飛ばし方や視線の送り方を練習していました。
会場が縦に長くなるとなると、マイクはあるにしても、
声のボリュームや、意識の向ける方向、度合い等をどれくらいにしなければならないか、
ということをイメージしにくかったため、
他に何に気をつけたらよいか、も含め、お電話してくださったのでした。
こういうお電話は、大事ですね。
話すときって、どんな場所でも、慣れていても、直前に不安になるものです。
それに、本番は、想定外のことがいろいろ起こるものですし。
トレーニングやコンサルティングを受けてくださっている方からこういったお電話をいただくことはあります。
例えば、企業研修期間中の夜に、
「明日みんなの前で発表しなければいけないのですが何に気をつけたよいですか?」
と、宿泊先から単発のオンライントレーニングとしてお電話いただくこともありました。
その場合もちろん、ポイントは気をつけることをお伝えするのですが、
その「気をつけることを気をつけようと一生権目になる」という境遇を作ることは
緊張してどうしようどうしよう。。。となる確率を低くするので重要なことです。
「これしなきゃ!」という責任感を自分に起こさせるのです。
そうすると、とにかくそれを一生懸命に行おうとすることに
意識や労力を使います。
なので、これに気をつけましょう!これをすれば大丈夫だからこれを一生懸命しましょう!
というポイントを把握することは、
言ってみればお守りを手に入れると同じようなこと。
もちろん、お守りよりも結果がUPする可能性は実質的には高い、というのが私の考えです。
そんな”お守り”を、たくさんの方にお渡ししたいな、と思っています。
声や話し方で、印象が一気に”ザンネン”にしてしまっている人があまりにも多いんですもの。
ご興味がおありの方は、お気軽にお問い合わせください。

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