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国会でよく聞く、「を」入り(おはいり?)言葉

先日も、「を」が入る言葉が気になる、ということを書きました。
「ら」抜き言葉とよく似た傾向です。
時代の分かれ目、のような気がするので、ちょっと注目していきたいと思います。
「を」を入れて使われるシーンが増えればいつかそれが普通になっていくでしょうし、
でも、「ら」抜き言葉のように、正しくないからちゃんとしましょうよ、
と、正しいほうに戻そう、という流れになるのか。
時代を読んでいかなければ、と思います。
ただその前に、「を」が入った表現がまだそれほど巷で話題になっていないこと事態が気になりますが。
「一致をする」
「承知をする」
いずれも、国会での安倍首相のお言葉でした。

子どもの教育に重要な「レディネス」につい涙・・・

子どもの教育には「レディネス」が重要。
そんな記事が掲載されていました。
東洋経済オンライン
これを読んで、思わず目がうるっとしました。
今でもしっかり覚えていることを思い出したからです。
小学何年生の頃かは忘れましたが、いつものように家族みんなで晩御飯を食べているとき。
「香織ちゃん、今学校でなんの勉強しているの?」
と父に聞かれ
「消防署のこと・・・」
細かい言葉は覚えていませんがとにかく
社会の授業で消防署に関することをもうすぐ勉強することを
伝えたと記憶しています。
このあと何度か父との会話のやり取りがあったかと思いますが、
その翌日か数日の間に、
父が消防署が見えるところまで連れて行ってくれて、
いろいろと説明してくれました。
後日、授業で消防署のことを学んだとき、
父と一緒に見てきたことや、父が教えてくれたことが、
ポロポロと授業中に出てきて、まさにこの東洋経済の記事のように
見たことある、と思ったり
知っていると得意げになれたりしたことを覚えています。
あの教育があったからこそ、今こういうことに役に立っている・・・
あれは、そういう意味があったのか・・・
と思うことが本当に多くあります。
高校時代の夏期講習くらい以外は
小学校から学習塾に通ったことがありませんでしたが、
勉強が嫌いにならなかったこと(ただし、間違いなく好きでもなかった)、
勉強しなさいと言われたこともなかったこと、
そして、生きていく知恵がものすごく自分にたくさんあると気づく今、
ただただ両親に感謝するばかりです。
特に、周りの方に褒めていただける部分は、
両親から、あのときにこう言われたからだ、とか、
ああやって育てられたからだな、と
明確にその要因が自分の中で蘇ってくるためです。
今、私は、「話す」という技術を中心に、
経営者や社会人の方々だけではなく、
社会人になる前の10代や、時には小学生にも
その技術を伝える仕事をさせていただいていますが、
これから大人になる人には、
そんな、私の中にある、よく周りの人に褒めていただける部分についても
その方法や意識の持ち方を伝えることも注力しています。
ちょっと口うるさく感じられることもあるかもしれませんけどね(笑)。
でも、そういった、知恵の絞り方や工夫や配慮や気遣い、
といったことを言う家庭はどうやら少なそうだ、と
小学生から大学生を見ていて、つくづく感じています。

やはり、やるところはやっています「声」のトレーニングも

「月の商談数が4倍に!声とスピードで勝負する、ビズリーチ流インサイドセールスの極意」
FACEBOOKのお友達になっている方がシェアしていらっしゃった記事です。
やはり、トップクラスになると、細かいところまでちゃんとトレーニングが行われているんですよね~、
と思いながら読ませてていただきました。
声、って、「大事ですよね~」と言いながら、そこまで手を打っていない企業様がまだまだ多いです。
姿勢がだいじ、言葉遣いが・・・が優先されますよね。
わかります。
そのときに、声をしっかり出して練習しないと、気持ちが引き締まりません。
順番が逆なのに、といつも思います。
声をしっかり出しなさい。で、お辞儀してください。挨拶してください。
というと、何もいわなくても姿勢がよくなったり、挨拶もキリッとバシッと。
または丁寧にはっきりお話したりします。
基本的なビジネスマナー研修も行わせていただいていますが、
声をしっかり出していただくことを先に行うと、
受講してくださる皆さんの意識が早く切り替わるように感じています。
この春も、そんな研修をいくつか担当させていただいています。

NHKラジオ「子ども電話相談室」は、すばらしい教材!

夏休みや冬休みになるとNHKラジオで放送される「子ども電話相談」
この番組は私は大好き。
声の印象や話し方のトレーニングをする立場として非常に参考になります。
まずは、子ども。
あ、○歳でこれだけちゃんと話せる子がいるのか。と思うことが
子ども達にトレーニングを行うときの指標にできるのです。
○年生にどこまで求めていいかな、と考えたとき、
子ども電話相談室で、幼稚園でもハキハキ答えている子がいると、
幼稚園でもここまでできるんだな、と思います。
また逆に、4年生くらいになってもモゴモゴして暗~い話し方の子ももちろんいます。
考えを言えるかどうか、もありますが、
それ以前に、もしもし、や、おはようございます、の基本的なことを
ハッキリ元気よく言えるかどうか。
これは、何によって差が出るのでしょう?
何を聞いて子どもたちはその話し方になっているのでしょう。
誰に似ているのかしら。誰に教わったのかな。。。
教わっていないかもしれませんしね。
子ども達の話し方は”環境”で決まる、と私は考えています。
なので、幼稚園の子でもハッキリ話す子を聞くと、
そういう”環境”を子どもの周りに作ってあげれば、ほとんどの場合は
ちゃんと話せるようになるはず、と思うのです。
次は、回答者である先生方。
科学や生物など、それぞれの専門の大人たちです。
子ども達に、「○○さんこんにちは」というひと言で、
わ~、なんか楽しく話してくださりそうな先生!と期待感を持たせる声の方。
んー、なんか難しい話をしそうな雰囲気。。。と、こちらのテンションも落ちる先生。
とってもわかりやすく話してくれる先生。
先生、それ、全然小学2年生の子にはわからないと思います、私もわからないもん。と思う先生。
などなど。大人でもいろいろなお話の仕方はいろいろです。
そして、アナウンサー。つまり司会者です。
子ども達がいいたい事をちゃんといえないときに、
助け舟を出していいたい事をまとめてあげたり、
先生方の話が難しいと感じれば、司会者が
「○○ってことですか?」と小さな子にもわかるような言葉を使い、
それを質問として投げかけることで実は簡単な言葉でまとめている。
つまり、通訳です。
ちなみに私はこの立ち位置が大好きです。
聞き手と話し手の間をとりもつ立ち位置。
話し手の話を聞き手全員で一緒に共有して、
楽しんだり、へ~って思ったりしたい。
そこに、「え??? どういうこと?」という人が、
できれば一人もいて欲しくない。だから万人にわかるように伝えたいし、
多くの人と一緒に、「そうだよねそうだよね~」と共感して楽しみたい。
なので、アナウンサーの絶妙な助け舟やフォローを聞いてワクワクするのです。
子ども達はいろいろな話し方をします。
もちろん、それで良いです。
ただ。ちゃんと話せる子のほうが、良い機会に恵まれることは多いのではないか、と私は思っています。
もし、うちの子もぜひラジオで喋らせてあげたいわ!と思ってこの子ども電話相談室に電話をしたとき、
どんな子が選ばれるか・・・。
以前、この番組の番外編の特集で、先生方だけでお話されているときがありました。
「いや~、子ども達にわかりやすく話すのって難しいよね~」とみなさんおっしゃっています。
たしかに聞いていて「先生たじたじ・・・」と、
苦しみながら一生懸命答えていらっしゃる様子がありありとわかるときもあり、
先生がんばって!と応援してしまうときもあります。
終わった後、しまったな~、と思っていらっしゃる先生ももちろんいらっしゃいます。
番外編でもそうおっしゃっていました。
そんな中、どういった子ども達だと先生も嬉しいな、というお話がありました。
そこで先生方から出た多くの意見は
「やっぱり元気な子がいいな~」と。
あの番組は、生放送中に電話で質問を受け付けています(メールでも受け付けている様子)。
そのたくさんある電話の中から実際に放送に出られるかどうかが決まるのではないかと思います。
(これは、私の想像で、確かめたわけではありませんが)
そのときに、もちろん、質問のよさ・おもしろさもあると思いますが、
親がラジオに出させたくても、子どもがゴニョゴニョ話して、ラジオで聞いている人が
何を話しているかわからない、という子が、果たして選ばれるでしょうか。。。
電話なので、先生方も子ども達に「○○でしょ?」「○○のときはどうしてるの?」など、
放送中に言葉を投げかけ、会話しながら質問に答えていきます。
その質問に対する返事が、無言に近いほどにゴニョゴニョ言っているだけ、であったり
はっきりしゃべらず聞き取りにくい、声が小さい、
では、先生たちも困ってしまいます。
(そこでアナウンサーさんの力が発揮されることになるわけですが、
それでもなんともならないときもあります)
さらにいえば、そんな感じでハッキリ聞き取れない子が電話で話しているその向こうで、
兄弟なのか、より小さな子が近くでキャ~キャ~言っていて、
電話口の子の声が聞こえないなんてこともあると、
いったいどういう教育が行われているのか・・・
と、もちろん先生方やアナウンサーさんは口が裂けてもそんなことは言いませんが、
そう思っていることでしょう^^
ちなみに、子ども電話相談室は、
「○○県の、○年生(または○歳)、○○○○さんです」と、
この、個人情報が、といわれる時代にバッチリ名前が出ます。
もちろん保護者の方も承知の上。
その条件の中で、子ども達が話すのは、意識していなくても
いま、この子の話す力はこれくらいです、と全国に披露している、ということにもなります。
上手じゃなくても良いんです、プロじゃないんだから。
(これは私がよく言う言葉。
話のプロになるなら別ですが、まずは元気よく、ハッキリ、伝わるように喋ろう!
これが子ども達には最も大事。
(もちろん大人にも。ただ、大人はこればかりでは済まされませんが)
元気に話せたら、こうしたラジオでも、出演できる可能性が高まるかもしれません。
そこで、同じ年の子よりも、年上の子よりも、元気良くしっかり話せたら、
「すごいね」と言われるかもしれません。
そうしたらまたそれがきっと自信になって、よりハッキリ話すことを意識するなど、
良いサイクルが生まれてくるかもしれません。
あ、また長くなってしまいました。
そんなわけで、この番組は、声の印象や話し方、という点で、
子どもだけではなく、実は大人も、聞いて非常にためになる番組だな、と思います。
それよりも、子ども達のビックリするような質問と、それによって知らなかったことを知ることができる、
という面白さと驚きと、知った喜びの方が大きいですけどね♪
次の放送は春休みかな? 楽しみです。

~して「いただく」と言えない人が増加中

スポーツ選手や、メディアに出る人の話し方を気をつけて聞くようにしています。
そんな中、最近特に気になるのが、
「~していただく」と言う方が望ましいはずの言葉を
「~してもらう」という人がとても多い。
ということです。例えば
「たくさんの皆さんに応援してもらってがんばることができいました」
「こんなふうにしてもらえると思っていなかったので、うれしいです」
などです。
オフィシャル(ビジネス界で標準的に使われる、または”ちゃんとした”言葉遣い(敬語)は、
「~応援して“いただき”、がんばることができました」
「こんなふうにして“いただける”と思って~」
スポーツ選手に多いです。時には監督等も。
いい年して、それで良いのだろうか。。。
といつも思って見ています。誰か、教えて差し上げないのだろうか、と。
ふだんは私はそんなに常に常に気にして人の話を聴いているわけでもありません。
そのままスル~っと楽しい会話をしています。
ただ、プロの話し手、声優・俳優・タレントになろうとしている人たちに
教える立場でいさせていただいている以上、正しい表現を伝えなくてはいけません。
受講してくださっている二十歳前後の人たちは
「~していただく」という表現が、身体の中に無いようです。
それは、日々とても痛感しています。
「~してもらう」と表現します。
「~してもらう」は、の言葉は使わず別の言葉で言い直してください、
というと、黙りこくる人の多いこと多いこと・・・。
「~していただく」という表現が”発想にない”ようです。
でも、言えば、その後から気をつけて言うようになります。
言葉遣いはとくに、「どこか一回」です。
人生の中で、どこかのタイミングで誰かが一回でも言ってあげれば、
いままで全く使っていなかった人、その言葉を知らなかった人も
あぁ、そういう表現をするものなんだ、
と覚えてその表現に変えていきます。
受講生の皆さんには、人前で話す際、
どんなに知っていたとしても、(その表現を)使わないなら、知らないと同じ。
敬語を知らない人、口のきき方を知らない人、と思われます。
と伝えています。
(もちろん、意図的に言葉を選ぶときはあります)
話し手がその表現がするかしないかで、
その時間の雰囲気やグレード、品格も左右しますし、
人としての質、話し手としての技量も判断されます。
これは何も話のプロだけではないですよね。
活躍して、テレビカメラを向けられる人は、
日本中の人から注目されます。
そのときに、どんな人と思われたいか、を
周りの人も一緒に気遣って差し上げられたら、
その人にはもっとファンが増えたり、大企業が応援してくださったりと、
活躍の場が広がると思うのです。
No.1になった人、偉くなった人、位の高い人の言葉遣いって、
誰が直して差し上げるのでしょうね。。。
という私も、この仕事をしていると直してくださる方が少ないので、
常に、テレビやらじお、様々な人の言葉遣いを聞いて、
取り入れたり、自分の使っていた言葉から差し替えたりするよう、
自分で耳を必死に働かせています。
知らなかった言葉や、使ったことの無い美しい表現には日々エンドレスで出会うので。

増田明美さんの朝の連ドラのナレーション

NHKの朝の連ドラ「ひよっこ」で、元マラソン選手の増田明美さんがナレーションをされています。
増田さんの声もトークも昔から大好き。
あの、やわらかくお上品で、早口で話してもとげとげしさの出ない発音とあたたかみ。
資生堂TSUBAKIのCMのナレーションをされているのを聞いたときは、
ついにここまで来たか!と思いました。
顔を出しながらのタレントとしてのCM出演でなく、
声だけ、ナレーターとして出演する、元スポーツ選手はほとんどいないのでは、と思います。
それくらい、顔を出しながらしゃべるのと違い、
音だけのナレーション、というのは非常に難しいからです。
さて、その増田さんが本格的なナレーションに挑戦。
コマーシャルと違うのは、コマーシャルはフレーズが短いこと。
リズム感の良いキャッチコピー的なフレーズが多いため、
「文章を読む」「文章を話す」と言う要素は実はあまりありません。
どちらかというと「単語をきれいに発音する」「短いフレーズをリズミカルに言う」というジャンル。
音感の良い方やスポーツをして何らかのリズム感を持っている方は取り組みやすい話し方のひとつです。
増田明美さんはもともと発音もきれいですし、笑顔の感じられる温かい話し方できます。
さらに走りのプロなのでリズム感もあるはずなので、CMナレーションはそれほど苦労されなかったのではないかと思います。
ところが。
連ドラのナレーションはやはり、「読んでいます」になっていまっていますね。
ここが、実は、おしゃべりの上手な人=ナレーションが上手い、ではないところです。
ナレーションは、もちろん台本があります。ずっと文章が書いてあります。
でも、その文章を「読んじゃダメ」なのです。
「話さないと。」  いえ、もっというと
「喋らないと。」
と私は思っています。
これが、ナレーションの難しいところです。
「読む」と、聞き手は疲れるのです。読んでいる話し方は、聞き手を一生懸命聞く態勢に無意識にさせます。
まるでふだんのおしゃべりのように「話す」から、
普段、喫茶店の隣の席の人のおしゃべりがスルスルと耳に入ってくるかのように、
無意識にスルスルっと聞いてしまうので。
なので、ナレーションも、映像を見ながら、「お喋りしているかのように」話すことが上手なスキル。
かといって普通のおしゃべりのように話すと、本当に雑に(笑)話すことになるので
「お喋りしているかのように」ちゃんと話す、ことが必要になります。
全ての音、一音たりとも欠かすことのないよう、きれいな発音で、かつ、
お喋りしているときと同じような抑揚、リズム感、アクセントで。
ところが、読みになるとほとんどの方が、抑揚やリズムが、わざとらしく、
ひどくなると小学生の本読みのように棒読み状態になるのです。
「台本は喋るのです!」
声優や俳優になりたいと学ぶ人たちに常に言っていることです。
これは、プレゼンテーション時のテクニックでもあります。
ビジネスでもプレゼンで言うことを、台本を作ってそれを読んでいる人も多くいらっしゃるかと思います。
それを「読んで」は、聞き手の心は動きにくいものです。話し手の「熱」が伝わりにくいからです。
それは常日頃私がここにも書いている、
「話すときの印象」にも大きく影響します。
台本に読まされてしまっていませんか?
プレゼンは、パワポを説明している、のではなく、パワポに説明”させられ”
話し方は、台本を喋っているのではなく、台本に”読まされ”ている。
そんなふうになっていませんか?
話がちょっとそれました。
増田明美さん、これは、番組が終わる頃に直っているか(うまくなられているか)どうか、は
いま聞いている感じでは、このまま自己流ではちょっと難しいかも。
もちろん、ナレーションをちゃんとレクチャーしてくださる方について教えていただいたら、
もうナレーターとして、これからまた一段と活躍の場を広げられることでしょう!!
大好きだからそうなっていただきたいです!

「お伝え”を”する」「お届け”を”する」

ど~しても気になります。。。
最近、放送で異常によく耳にするようになった↓の表現。
「~ついてお届け”を”します」
「お伝え”を”しております」
正しくは、「お届けします」「お伝えしております」のはずです。
言葉は生き物で、変化も流行やもあるため、必要以上に型に拘りすぎるのもあまり好きではありません。
10代の人たちの表現が抜群にその雰囲気にフィットする場合もありますし。
(その場合、お見事!と感動することもあります)
それに、なんといっても私が使っている言葉遣いすべてが正しいなんて全く思ってもおらず、
常に常に、どれが正しいか、この場にふさわしいかにアンテナを張り、センスをアップさせる必要もあり、
ずーーーっと勉強ですもの。
ただ、その勉強をするにあたり、放送局のアナウンサーさんは、局からうるさく言われているであろう、ということを前提に、
特に敬語等はどの使い方が正しいかは、アナウンサーさんをお手本にする場合が多々ある。
まして、放送等に携わる世界に出ていく人たちに講師をさせていただいているという立場上、
これが正しいんだよ、ということは学生たちに伝えなければなりません。
その場合、アナウンサーさんの喋りを見聞きして自分でも勉強しなさい、と伝えるのですが。。。
さきほど挙げた例に関連した話になるとおそらく、
でも、「勉強する」は「勉強をする」、「洗濯する」は「洗濯をする」、と言うでしょ?
という話にきっとなります。
ザックリとは
(1)勉強をする、は「○○(名詞)をする」なので、その目的のことを「する」ということ。
(2)お伝えをする、は「伝える」を「お~~~する」と敬語表現にしたもの。
よく似た例が「お知らせ」。
「お知らせ」という名詞として使うという解釈なら(1)の「お知らせをする」は自然に感じます。
「知らせる」という動詞を(2)の敬語表現で言うなら「お知らせする」となる。。。
だんだん難しくなってイヤになってきましたよね~~~^^;
そうなのです。イヤになるでしょ?
だから、頭で考えるよりも、テレビでアナウンサーさんが喋っているのを聞いて耳で覚えてた真似して言ったほうが早い!
だから、早く、上手な表現を使いこなせるようになったり上達することを目指すなら、
正しい話し方をしている人の話をシャワーのようにずっと浴びていなさい。
それはつまり。。。アナウンサーさん。   となるわけですが。。。
アナウンサーさんが悪い、というわけではありません。
ただ、同じ喋り手として、この「お伝えを、いたします」は、そうなってしまうことに喋り手としての無意識の要因があります。
例えばCMが終わり、放送本編に戻ってきたとき、
「本日は、○○というテーマでお届けしています。では・・・」
 と一気に言うより、
「本日は、○○というテーマで お届けを しています。では・・・」
 と(「お届を」、の「を」(語尾)を上げて間を開け、ちょっと休憩するようにしてそれを弾みにして次の言葉を言う)言った方が
1.呼吸が楽なのです。
2.喋りにもリズム感が出て、ちょっと楽しげな印象も醸し出せます。
3.それに、前者のように一気にサッとしゃべって、はい次! という印象よりも
  少しもったいぶった感じで次への期待感も作れるのです。
4.それと、次に進むまでの時間が稼げます。
  放送の仕事をしていると、たとえ1秒でも2秒でも時間を延ばし、次のVTR出し等の絶妙なタイミングを狙い
  時間調整したい場合があります。  
と、その要因を挙げようとすればあるのですが、
これを、意図的にされている方は少なく、おそらくほとんどの方が、
1の自分の喋りやすさの問題。
または、4がクセになった。
だろうと思っています。
ちなみに、ナレーターは逆に、こういった細かいことを目的に合わせ、意図的に
意識してわざとそうやって原稿を読み、
与えたい印象にしていく、という仕事です。
(そこがアナウンサーとナレーターの違いです。
ナレーターは、本編を伝える、ということと、
時に、相手にこの印象を持ってほしいのでこういう声、こういう発音で話す、ということが求められるのです。)
意識しないと、人間は誰でも楽な方へ楽な方へ・・・、と、無意識だと
ついついそうなってしまいますよね。
それを、誰かに言われるから、あ、と思ってまた意識して直す。
背中がいつの間にか丸まってしまっていて、言われて背筋をピンと伸ばす、と同じです。
昔、私が携わらせていただいた放送番組で、リポートするアナウンサーさんが
「~で、~が ありまして、そのため、こちらで、おこなうことになったと いうわけです」
と、話すクセのある方で、
短い時間の中のリポートが全てそんな感じだったので、
放送後少し話題になり、その後、そのアナウンサーさんは気を付けていらっしゃった
ということがありました。
それが良いな~と思うのです。
どんな仕事でも、プロでも無意識にそうなってしまっていることはあり、
それを誰も指摘しない、ではそのプロは成長が止まってしまったり、
時には抹消されてしまいます。
例えば有名になった芸能人が天狗になりすぎたらいつのまにか嫌われて
テレビに呼ばれなくなってしまった、、、というようなことって聞きますものね。
なので、もし「?」と思う表現があれば、アナウンサーさんでも、誰かがその方に少し伝えて差し上げれば
きっと、正しい美しい表現のお手本として、アナウンサーさんが輝き続けることになると思うのです。
ぜひそうなってほしいとも思います。
そうすれば、世の中から美しい表現は途絶えることなく生き続けることでしょう。
ちなみに。
国会中継等を聞いたり、政治家のインタビュー心を聞いていると
「資料をお示し”を”しておりますが・・・」「とおっしゃったと、お聞き”を”しておりますが・・・」
の連発で、聞くたびになんだかいつも
ソワソワムズムズザワザワして気持ち悪かったのですが、もう
法律の専門用語のように、”政治家用語”と解釈し自分を納得させることにしました。
さて。さんざんここまで長く書きましたが、
はて、学生たちには「お伝えする」「お伝え”を”する」などの無数にある例について
どちらが正しいかをどうやって伝えましょうか。。。
名詞は名詞でも動詞の連用形が・・・と
文法で伝えるとキッチリ説明がつく部分もありますが、
難しい。。。と耳も頭もシャットアウトしたくなり、結局喋れるようにはなりませんもんね。
要は!(これがすごく大事)要は!結局は、正しく「話せるようになる」ことが目的なため。。。
正しい表現を私がたくさん勉強し続けて、使って聞かせてあげることがせめて私の出来ることですね。
これからも、こうした正しい表現には、表には出さず(ここ大事ですね。イヤな人に思われてしまいます^^)こだわり、
常に自分の声、発音、言葉遣いにも敏感に。
精進して参ります。

トランプ氏の演説注目ポイントと、1/25プレゼンセミナーで学べる共通ポイント

トランプ氏の就任演説での注目ポイントと、
来週1/25開催のプレゼンセミナー「プレゼンナイト」のテーマには、非常に共通点が関係がありそうな予感。
アメリカ大統領選の研究をされている明治大学の海野素央教授が、TV番組で、
「演説のどこに注目して聞いたら良いですか?」の質問に答える中で、
「大事なことを言うところではスピードを落とすので、そういった”非言語コミュニケーション”にも注目すると、おもしろいです」
とおっしゃっていました。
トランプ氏が何を言うのか「言葉」にばかり注目されています(もちろん、それは当然ですね)が、
まさに! です。
スピーチ、プレゼンテーションに言葉選びが重要なのは当たり前で、
それとともに非常に重要なのが
“聞き手への印象を左右する”『非言語コミュニケーション』だからです。
来週開催の「プレゼンナイト」は、これまたまさに!!
スピード、抑揚、声の強弱、表情、身振り手振り。。。
といった『非言語コミュニケーション』の要素
(=言葉・言語以外の要素)が、
どんなふうだと、聞き手にどういう印象を与えるのか
それを変えると印象がどう変わるのか
が一番のテーマです。
(そうだ、トランプ氏の声の出し方や話し方についての解説も入れることにしよう。)
ちょうどグッドタイミングです。詳細は↓
圧倒的に人と違うプレゼンスキルを身に着ける「プレゼンナイト!」。楽しいのにどんどん上達するエンターテインメントプレゼンセミナー
(プレゼンター募集枠はあと一枠のみです。
オーディエンス枠はまだお席がありますが、締切間近なのでお申し込みをお考えの方はお急ぎください!!)

ラッパー♪の発音、実はすごいんです

NHKの午前中のAMラジオで、ラップの曲ばかり流れていました。
ゲストもラッパー。
え、聞いている人の年代と合ってる?と思ったのですが、
とても好きな番組なので聞いていました。
そこで気づいたことがありました。
あの、どちらかというとトーク主体の音楽ジャンル、ラップ♪ のうまさは、
発音にある!
私が、どんな人を対象にする講座でも、まず基本として、
ちゃんと口角を使って明るい音、かつ、母音をしっかり発音してください、と伝えている、
その発音が8割がた、共通している。
しかも、ラッパーの彼らは男性なのにそれがとてもうまい。
それによって、発音がクリアで、言葉がとても聞き取れる。
今回は特にそんなラッパーの曲ばかりが流れていました。
そりゃあ、そうですよね。
ラップ♪は、とにかく伝えたいこと、自分が言いたい思いが歌詞につづられています。
そして、韻を踏むところなど、言葉とリズムのセッションで、
それは言ってみれば昔の五七五調の、俳句や短歌みたいなもの。
言葉が聞き取れるかどうかといえば、
百人一首や歌会始で、あのゆ~~~~~っくり句を読み上げられる方が、
聞き取れない、と、恐縮ながら思うこともあります。
なので、年配の方が、若い子の歌は何言ってるのかわからない、というのと
若い子が、昔の短歌とか、何て言ってるのかわからない、というのは、同じかもしれませんね。
でもどちらもようは、聞き取れる、が大切なのです。
そのためには、会話スピードが速く、なおかつ、
正確な発音をしなければロボットにも無視されてしまう今の時代、
母音をしっかりハッキリききとれるように話す、ということは非常に重要です。
そのときに、口角は非常に重要。
今日のラッパーの皆さんの、口角のある発音は素晴らしかった。
なので思いをぶつけた歌詞すべてが、速くても聞き取ることができ、
へ~、若いのに、こんなふうに考えているんだ。。。と、
少しジ~ンとしてしまった時までありました。
ここで、確信が持てました。
これまでも、
小さなころから、声の出し方や発音や話し方はトレーニングさせてあげた方が、
大人になって、面接や人前でプレゼンするときなど、社会に出てからも(いわゆるビジネスシーンで)
絶対に活かされますし、
スポーツでNo.1になったら、インタビューでちゃんと喋れたらそれでメディア出演やCM出演などの機会が増え、
もっと有名になれる、など、
一生消えない財産であり、稼ぐ力になる、と言い続けてきました。
でももっともっと大きな可能性を秘めているんですよね。
ビジネススーツ着て会社人間に何てなれっかよ!俺は音楽で生きていくゼイ!
と、好きな言葉を並べてラップで歌う人生にだって、
やっぱりちゃんとした発音が必要ではありませんか!
夢を叶えることにつながっている。
言葉が聞き取れるから、こうして、あきらかにターゲットが違うと思われるNHK-AMの真昼間のラジオでも
放送され、初めて聞いて、こんなにいいこと歌ってるんだ。。。
ラップなんて全然興味無くてむしろ好きか嫌いかと言ったら嫌いなジャンルだったかも。。。
という人にも興味を持たせ、
これ、なんて人?と名前を知ろうと思わせる。。。
これが、ファンを増やすこと。人気が出ること。地位メイドが上がること。
確信。
やはり。ちゃんと話すことは、
人生の将来を大きく変える力。稼ぐ力。生きる力になる。
あ、ちなみに、さっき、8割、と書きましたが、残り2割は何かと言いますと。
笑ったときの発音になっているかどうか。
8割までができても残りのこの2割が非常に難しいのです。
誰が聞いても笑っているように感じられる発音で話すこと。
この2割ができないと、ナレーターやアナウンサー、アイドルや司会者、
いわゆるプロの”話し手”にはなれません。
俳優さんにはなれるけど、”喋り手”にはなれません。
でも私は、例え喋り手になりたい、という人じゃなくても
この、8+2の、10割、つまり100%笑った声で話せるように、
を目指してトレーニングさせていただきます。
どうせトレーニングするのですから、最高レベルをめざすのです。
最初から、低いレベル目指してトレーニングするなんて、もったいなくないですものね、お金も時間も。
そして、電話のように声だけでコミュニケーションを取る必要がある以上、
笑った印象の声が出る、ということは、非常に重要です。
そこが、これからの時代、ロボットに負けるか勝つか、にもなってきますもの。
今日、ラジオを聞いていて良かった・・・
今日流れた曲を歌っていたラッパーの皆さん、すばらしかったです!
素晴らしい発見を、ありがとうございました!

学校の先生にとっての「アクティブ・ラーニング」

昨日書いた「アクティブ・ラーニング」について、もう少し気になることを追記します。
2020年から、学校で導入されるアクティブラーニングは、教育関係者の中でも注目されていると同時に、
それを進めていく先生の指導力、も話題に上がります。
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子供たちに、どうやって意見を出させるか、など。
結局のところ、発言力のある子だけ意見を言い、意見を言えない子が言えないのでは、意味が無いからです。
そこには、意見を持っていても言う勇気の無い子も発言できるような空気を作ってあげなくちゃいけませんし、
意見が出たときにそれとは違う意見を言う時に、相手を傷つけない、または怒らせない、
配慮ある”言い方”が、子ども達の中でも必要になってきます。
その”言い方”も、具体的に教えてあげる必要があります。
その、相手を気遣う”言い方”は、言葉の選び方だけではなく、
非言語的コミュニケ―ション、ノンバーバルコミュニケーションと言われる、
声のトーンや口調、抑揚等、といった”感じ方に影響する要素”が大きく影響します。
それも一緒に教えてあげることが非常に重要になってくるのですが、
それを具体的に指導できる、の前に、
それをちゃんと理解して話すことができる大人ですらまだ少ないため、
なかなかそこまでは難しいことでしょう。
よく、こうして私は、どう感じるか、をメインにした声の出し方や話し方の研修やトレーニングをしています、
とお伝えすると、まず先生に対してやってください、というお言葉をいただいたり、
生徒さんに対して講演に伺うと、先生方が「私たちがとても勉強になりました」という言葉をとてもたくさんいただきます。
新たな学習指導要領は、先生方の負担がますます増えることになりそうです。
でも、先生、人を気遣いながらちゃんと喋れるってやっぱり素晴らしいことなので、
ぜひ、がんばってください!
私でご協力できるものならいつでもご協力させていただきますのでご連絡ください!

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