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ういろう売り、一般の方にもトレーニングで使っています

海老蔵さんがお休みして、勸玄くんが、4分近い早口のせりふを披露したと話題のその中身、「ういろう売り」。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6330236


プロの喋り手の世界では教科書(テキスト)に必ず出てくるような題材です。
私の開催する講座でも使用することがよくあります。
プロの話し手を目指す方ではなく、一般の方の場合でもです。
ちょうど今も、練習していただいている経営者様も。

そこで重要なのは、早く言うことが目的ではありません。早口言葉は結果論です。と、私は考えており、それをいつも受講者の方にお伝えします。

早口言葉を早く言うのが目的ではなく、滑舌の練習をしていたら言いにくい早口言葉も早く言えるようになったんです。といった感じです。


一音一音すべての文字(言葉や単語ではなくて、文字単位です)を、きれいな発音と明瞭な滑舌で言えるように練習し続けたら、
スピードを早くしても、
どんな言いにくい文字の並び(言葉)でも、
すべてを速く正確に言えるようになった。

という、練習の結果、早口言葉もきれいに早口で言える、という素晴らしい成果が出る。という考え方です。

じゃないと、”その早口言葉の文言”を早く言うことが目的になってしまうからです。


もちろん、それもありです。楽しいです。ゲームや、50m走りのような、自分との戦いみたいな感じで(笑)。


でも、喋りの上達を目指す人は、その早口言葉を言えるようになること(だけ)では全く不足です。いつもなんでもちゃんと言えなくてはいけないので。

ただ、
言いにくい部分をいかに口や舌を動かし、音の出し方をコントロールして言えるようにするか、その部分練習はその後の喋り手人生においては抜群に役立ちます。

その言いにくいフレーズを、どうしたら言いやすくなるか、何百回も何千回も同じところを言っていると、あ、こうしたら言いやすい!!と発見があるからです。

ういろう売り、みなさんもぜひトライを!
プロも練習している「ういろう売り」、私も言えますよ。
と、サラッと言えたら、かっこいいと思いませんか?
受講者の方にはぜひ、そんなふうに、いろいろな面からカッコよく、話すことを楽しんでいただきたいのです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E9%83%8E%E5%A3%B2

プレゼン・話し方のコツメルマガの効果的活用法

この度スタートさせるメールマガジンは、
とにかく短く(ほぼ五行)!!
を優先するため、その文字数内でなかなか思いや裏の意味合いまでお伝えすることができません。

そこで、「メルマガをこんなふうに活用していただいたらスキルアップにつなげていただけるはず」といった効果的な方法や思いなどをここにまとめて書くことにしました。

五行にとどめておくのに必死です。
このメルマガは、パッと開いてサッと目を通し、
「あ、はい、今週はこれをやればいいのね」
と、短時間ですぐわかるようにしたい!
と思っています。

でも そうは言っても、書いてある内容の意義や理論などを伝えたくなり、書き始めると私はついついたくさん伝えたくなってしまいます。

それを必死にガマンします!

「このメルマガは長いから時間のあるときに読む」ではなく、
お忙しい方もサッと目を通すだけで済み、
「とりあえずそこに書いてあることをやれば良いのね!」
と、実践重視で受け止めていただけるように。
せめて五行ください。
(その分、このブログにたっぷり書いておきます。以下長文(笑))

「基本的なこと」は「本当にできている?」と「精度」に意識を。
「こんなことくらいやっています」と思う基本的な内容もあるかと思います。
そう思うことができるということは喜ばしいことです。
それだけ基礎的なことはできているということなので、ご自身のレベル判定基準にしていただければ良いです。

ただし、数多くの方々をトレーニングなどをさせていただいてきた経験上、
「できている」と思っていらっしゃることが、私が聞かせていただく分には、
できているつもりまたはやっているつもりかもしれませんが残念ながら「全然できていません」。と思うことが多いです。

(ちなみに、トレーニングの際はストレートに「できていません」「私が求める度合いを10とすると3くらいです」など、あえてストレートに伝えさせていただきます。
「まぁまぁできていますね、あとちょっとがんばりましょう」などと言っていたのでは、精度も高まりませんし上達スピードも落ちますし。
トレーニング中は10求めるなら12か15を目指さないと本番では10の力は出せませんし。

あ、いけない!トレーニングモードになってしまったわ。失礼しました。。。
話を戻しましょう)


実は非常に多いのです。
しかもそれは、話すことに慣れている方、得意な方、ほどです。

私がいつも最も重要視するのは、自分でできていると思うのではなく、
『聞き手 』 ができている、と思う出来加減か、ということ。
なので、私ができていないとジャッジするのは、プロと比べて、というのではなく、
聞き手の一人として聞いた場合に、できているように、またはその努力が感じられない、という判定です。

もちろん、話のプロを目指す人には、「プロならそのレベルではOKが出ない」「もっと精度高くないと・・・」と、判定レベルを聞き手レベルではなくプロレベルに上げます。
それは、今まで仕事を続けさせていただいてきた中で、このくらいの出来具合の場合、やり直しをさせられた経験が無いか、これくらいならOKをもらえたかどうか、の経験値での判定です。
それは例えばTVの全国放送番組を担当させていただいたとき、この喋り(滑舌の明瞭さやそのシーンへの印象のふさわしさ、テンポ、方言の有無等)を全国に流していいかどうか 、その時の私の喋りを判定してくださったディレクターやプロデューサーの方々の判定によって私にも身につけさせていただいた判定力です。

「できている」ではなく、「聞き手にもできていると感じていただけている」と自信を持って言えるほど”できている”レベルなら、本当に素晴らしいです。
できるかたにはぜひともそのレベルを目指していただきたいと思っています!

長くなってしまいましたがもう一つ「精度」についてです。
「できている」と思うことのうち、「常にできる」さらに「無意識にできている」。
ということもまた、「できる」のさらなる上の領域です。

例えば”ゆっくり話す”ということをやってみようとしたとき、
最初は気をつけているけどつい途中から速くなってしまう。
ということ、よくありますよね。ほぼ全員ではないでしょうか。

それを、いつまでゆっくり話し続けることができるか、が精度です。
聞き手が、ゆっくり話して差し上げないと伝わりにくい複雑な話の場合、
話すスピードが速くなったらアウトです。
難しい話を理解が追いつかないスピードで速く話された時点で、聞き手は聞こうとする意識をなくします。(気が遠くなるイメージ(笑))

途中からゆっくり話す意識がなくなってしまって・・・というのは、
途中から聞き手を置いてきぼりにして放置したまま、自分が楽なスピードで話してみました。というだけで、
伝える目的は何も達成されません。

話すのは伝えるため。なので、「できる」ことは常に意識し続け、いつでもできる、という精度を高めておかないと、伝わらないときが出てきてしまいます。

基本的なことよりも、かっこよく高い技術を必要とすることに臨みたくなるものですが、
基本的なことがきっちりできる、が意外と一番難しいことで、多くの人が疎かにしていることだな、と日頃強く感じています。
だからこそ、そこに目を向けていただくため、基本的なことも配信します。

それをどれくらいどうやってやるのかがわからない、と思う内容について
メルマガの中には、「それをどれくらい、どうやってやればいいのかが知りたいんだけど」と思われることも多いと思います。

その順番を変えて下さい。
考えてやる、のではなく、やってから考える。にするのです。

よくわからないけどとりあえず「これくらいやってみた」と言えるように。
そして、「これくらいやってみたらこうなった、こう感じた」と言えるように。

でも次には「これで合っているかどうかがわからない」と思われるでしょう。
でも気にしないでください。
また次に、「これくらいの度合いでやってみよう」とちょっと度合いやレベル、大げさ度を極端に変えてみるなどしてやってみてください。
そうしたら「今度はこう感じた」という感じが感じられるかどうかです。

話す力をスキルアップさせるには、聞く力と、それを感じる力がものすごく重要です。
それが繊細であれば繊細であるほどスキルアップしやすくなります。

考えてから正解を目指して行うのではなく、たくさん行ってみていろいろな感じ方を体感し、欲しいときに欲しい感じ(その場での正解)の喋りができる。
それがつまり私がよく言う、すべてをコントロールできるのようになる、という理想 です。


特に相手の心を動かしたいプレゼンテーション等の場合は、聞き手にどう感じていただきたいか、どう伝わることを正解とするか、というところからが逆算し、だったらこう話そう、と、
戦略的に話す、ということもとても有効がと思います。
これが私のよく言う 『 話し方をデザイン』することであったり『声戦略』です。

この話し方をしたいというときにその話し方ができる、という、思い通りに自分の喋りをコントロールできるようになれば、戦略を実践できるからです。


声を出すことはボールを投げることとほぼ同じように考えることができます。
例えばバスケットでいうと、
パスを出すときのボールのスピードコントロール力、
ダンクシュートしたい場合は、ゴール下に切り込んでいくドリブル力とジャンプ力が必要。
スリーポイントシュートを狙うなら、ゴールまでの距離感覚と、ボールが描く弧の大きさや投げ出す時の角度コントロール力が必要、
というのと似ています。

正確なパス力もダンクシュート力もスリーポイントシュート力も・・・
NBA一巡目指名で話題になった八村塁選手のようになれたら理想、というわけですね。


声や滑舌、話し方は生まれつきのものではありません。

変だからと、直すとか矯正する、という分野のものでもありません。
その考え方だとマイナスでしかありません。
でも、素の自分は大切です。
声が小さくても、方言があっても、それはそれで決して消してしまってはもったいない、とっておくべき魅力です。


話し方を練習する、うまくする、は
もう一パターンも二パターンも、今までとは違うやり方を身につけ、
新しい話し方をプラスする、というイメージがぴったりです。
今まで行ったことのないジャンルのパーティーに行くことになり、そこにふさわしい服を買う、というような考え方はいかがでしょうか。
印象の違う世界をめざすのだから、印象の違うものを準備し、持っていくような。


話すときに必要な要素、声・滑舌・表情・身振り手振り・話の構成、などなどは、
やってみると気づくことがある。
やり続けるとわかるようになる。
意識し続けるとできるようになる。
意識しなくてできるようになる。

の繰り返しだな、と長年話す仕事をしてきて感じます。


その長年の経験の中で、常に気をつけていることや、こだわっていること、
などの中から、簡単に試していただくことができ、やり続けてみていただくと良いことを配信します。

ぜひ、続けてみて感じるご自身の変化をお楽しみ下さい。

「を」入り言葉、使っていませんか?

席のリクライニングをお戻しをくださいますよう。

資料をお示しをする。

「を」は、要らないはずですよね、本来。

言葉は生き物なので、時代とともに変わっていきます。
変だな、と思っても、いつしかそれが普通になります。
この「を」の入った表現もいつか、これでも良い、または、これが正しいとされる時代がきっとくるでしょう。

これをお読みの方の中には、こっまかい(細かい)なぁ~、と思われる方もいらっしゃるかと思います。
私も、通常は気にしません。

ただ。

いま私は、声優やナレーター、司会になろうとする人たちに教える立場に立たせていただいています。
将来、話し方のお手本となる仕事につく人達の育成に携わっている、という緊張感があります。

私達が学び始めた頃、アナウンサーやナレーターの方々のアクセントや言葉遣いをお手本や参考にさせていただいたのと同じく、その仕事を目指す人は、その仕事をしている人をきっとお手本にします。

しかも、話す仕事をめざす人達のお手本になるだけではありません。

彼らがちゃんと正しい日本語で話せるかどうかは、その後、日本人の中で正しい日本語で話す人が増えるか減るか、にも影響しかねないと考えています。
彼らの意識や意向に関係なく、世の中の人から、
いまのところ、 喋る仕事をしている人は正しく話せる人、という見方をされるからです。

なので、もし、時代に合わせた言葉やフレーズを使ったとしても、
本当は正しくはこう言うのよね。ということを知っていることが重要です。

私としては、正しい表現も知りながら、
その場の、聞いてくださる方の年代や雰囲気に合わせて、
ときには、流行っている言葉をどんどん使うことを大いに推奨します。

今どきの表現のほうが、とても気持ちや度合いが伝わる表現もたくさんありますし、共感も得られることも多々あるからです。

要は、とにかく幅広く数多くの言葉やフレーズの中から、今どれを使うのが最も合うのか、を瞬時に選び口に出すのが
喋る楽しみでもあり、プロの技術でもあり、パーソナリティーが活かされるところでもあり、
なんといっても聞いてくださっている方との距離感を決める楽しくて重要なところ。

言葉やフレーズを多く知っていれば知っているほどこれは楽しくなります。


そんな、育成という硬い意味合いのためにも、
そして、喋り手としての密かな楽しみのためにも、
こだわっていきたいな、と思います。

これからも、言葉遣いについてはまたこうして自分の忘備録のためにも書いていこうと思います。
細かいなぁ~、と読んでいて不愉快になる方がもしいらっしゃいましたら、
”またなんか重箱の隅をつついている”とご笑覧くださいませ。

司会者の裏話

司会者にとって、司会台ってけっこう重要です。
だいたい同じ、と思っていらっしゃる方が多いかと思います。
だいたい同じなんですけど微妙に違い、
その微妙な違いが使いやすい=喋りやすい=間違いやすい
などに影響してきます。

ちょっとそんな司会者の立場から司会台のお話を。

こちらの会場の司会台は、珍しく原稿を置くところが斜めです。
まっ平らなところがほとんどなのですが。
なので手前に、原稿が滑り落ちないよう棒がくっついていますね。
楽譜を置く譜面台のように。

司会台は狭い場合が多いので、横に長めの原稿より縦長のほうが置きやすいです。
でも、縦長で下の方の部分を読む際はかなり顔が下を向くことになり、
お客様の顔を見て話す時間が何秒かずつ短くなります。
なので、原稿の置き方にも工夫します。



それから、けっこう高さも重要です。
ホテルは低いです。
これは、名古屋駅にあるマリオットホテルで司会させていただいた際の写真です。

司会台に近づきすぎると、原稿を見るとかなり下を向いてしまうことになります。

もともと、原稿を見て話すのが私は好きではなく、
原稿が無くても話すタイプの司会者なのですが、
原稿を読みたい時は、 立ち位置(司会台からの距離)も、ちょっと工夫します。


司会台が低いと、マイクも口元までは来ないことも多く、
口から離れた距離で話すこともあります。
となると、マイクが音を拾いにくくなるため、
ちゃんとマイクの音を拾う”芯”のようなところに声を当ててあげないと、
お客様には聞き取りにくくなってしまいます。
(ちなみにこの撮影時のマイクは、喋るときの角度にはなっていませんので参考になさいませんように~)



と、司会台と仲良くしながら喋っています♪

滑舌や発音強化講師として

2年前に講師として呼んでくださった団体様から、再度ご依頼いただき、
行ってまいりました。

テーマは、滑舌や発音。
私のいちばんの専門分野です。

滑舌や発音は皆さん、直さなきゃ、と思う、
マイナスからプラスへの印象が頭に浮かぶため、
きっとあまり好きではない分野、という印象があるかもしれません。

でも、単にハッキリ発音するだけでなく、
も~っと印象をアップさせる さらにさらにプラスへ、もでき、
ここがおもしろいところなのです。


例えば、女性でしたら
ちょっと高めの声で、実年齢よりも若くみえるように。
高めの声とちょっと幼く甘い発音で、アイドルのように。
男性でしたら
一音一音の発音(いわゆる滑舌)をハッキリ、キレを出して、キビキビと仕事ができる印象に。
薄っぺらではない、深みのある声で、聞く人がつい巻き込まれてしまうような印象に。

など。

”どーしてみんなこんなにおもしろいことをせずに、ひととおりにしかしゃべらないんだろう、もったいない”

と、思ってしまってます、私(本音でスミマセン)。だって、すぐ印象変えられますし、おもしろいですし。
受講していただくと皆さん、
「おもしろい」
「話すのが楽しくなってきた」
「みんなやった方がいいよ」
とおっしゃってくださいます。


話すのが苦手な方はもちろん、
あちこちでもう話し慣れているから、という方も。

ちなみに、話し慣れている、とご自身で思われている方こそ、要注意です。
話し慣れているのできっと滑舌等にもそれほど意識すること無く
のびのびとお話されていることと思います。

意識せずに話す、という場合は、聞く人にとっては実は聞き取りにくく、
聞く人が一生懸命聞き取ろうと耳を傾けて聞いてくださっている場合も多々あります。

一生懸命聞いてくださろうとしている方にだけ通じるよりも、
なんとなく眠そうな、ボーッとしながら聞いてくださている方の耳にも勝手に飛び込んでいくような声と発音で話すと、
その話に賛同してくださる方が、きっと増えますよね。

話し慣れている人に、わざわざ、聞き取りにくいです、
って指摘する勇気のある人なんてよっぽどのことがない限りいないので、
いわば、”野放し” ですから、放置しておくと一層聞きにくさが増す、という恐れも実はありますね。



サンドイッチマンの「病院ラジオ」(NHK)が素晴らしい!

いまNHKテレビで放送されている、サンドイッチマンの「病院ラジオ」がスゴい!
http://www4.nhk.or.jp/P5022/x/2018-08-19/21/5394/2572091/
素晴らしい企画!泣けちゃう。
特にラジオは、自然におしゃべりができる、自分の思いを話しやすくなる不思議な効果がある。
テレビはなぜかかしこまり、どこか着飾っちゃうけど、ラジオはちょっぴり素直になれるのだ。
話す、ってすばらしい。
「話す」ということが、人の心をあたたかくすることや、
その大切さ、話す力の大きさを、とても感じる。
おこがましいけれど、私も、いままで多くの方のおかげで身に付き蓄積され身に備わった「話す力」を
こんなふうになにか、人のために活かしていきたい、
と日々いつも思っている。
そう思うと、この番組を見ていると泣けてきた・・・
ガンバロウ!
#病院ラジオ

話す力と人の命の関係

私の事業の理念は、
「笑って話せる人を世の中に増やし、平和な世界にする」
です。
平和な世界にする、という言葉はスケールが大きすぎたり、
よく聞くフレーズなので、
かっこよく言ってるだけでしょ?きれいごとでしょ? 
というような雰囲気に感じる方も多いかもしれない。といつも思う。
でも、色々考えるとここにたどり着く。
その思いは。
ちゃんと話してみることができたら、人を殺めてしまうことも、その被害者になってしまうこともなく、
平凡(こそが実は”有り難く(=貴重)”素晴らしいと私は思っている)で平和に暮らせたかもしれないのに。
と思うことがあるな、と感じるから。
日々の小さなトラブルもしかり。
だったら最初からそう言ってよ。
って思うことがあったり、
ちゃんと言わないから誤解が生じて、気持ちや方法がズレ、大きなトラブルにもなる。
私は、喋りのプロにでもならない限り、
“上手に”話す、なんて気にしなくて良いと思っている。
自分の思いを言う。
相手の思いも聞く。
相手の思いや気持ちも考えながらまた自分の思いを言う。
そんな、「話す」ということに、
苦手意識や恐怖感がなければ、話し合ってわかることがきっと多い。
上手く間違わずにはなすならロボットが話す。
でも、相手を説得したり誤ったりするときに、
ロボットに話させても人の心はきっと動きにくい。
生で、自分の声で話すから、きっと相手の心が動く。
これを言うと相手が嫌がる、喜ぶ、
相手の気持ちを汲み取る、
相手がどう感じているかを感じ取る・・・
こういったことは、何度も何十回も人と会話をすることで
感覚的に養われていく。
話しにくいことをどんなふうに話すか。
どんなふうに話したら喜んでいただけたか。
時には、相手を怒らせてしまうことがあっても、
どんな言い方をしたからいけなくて、
どんなふうに謝ったら相手が許してくれたか。
そんなことを体得していく。
さらに大切なのは、相手の話を聞くことで、
相手の使うフレーズがまた自分が話すときに生きてくる。
いわゆるボキャブラリー。
こんなときにこんなふうに言われたら嬉しかった。
こんな言い方をされたら思わず怒っていた気持ちが消えちゃった。
など。
こうして、話す力は養われていく。
相手との関わり方も、こうして話さなきゃ養われない、と私は思っている。
だから、「話す」のが大事なのだ。
まずは自分の思いを言ってみる。
そこからいわゆる、会話のキャッチボールが生まれ、
前述の「体得」につながっていく。
そしてこの体得は、小さな頃から始まっていたほうが断然良い。
(ちなみに、上手く話したい、という人は、その上で、
聞き取りやすい声、滑舌の方法、言葉の使いまわしや伝える順番、等
技術を身につけていけば良い。)
横浜で入院中の患者さんが亡くなったニュース。
容疑者は「患者が亡くなった際の遺族への説明が苦手で・・・」と。
話すことが苦手、ということで、全然関係ない人の命がなくなったのか・・・。

しっかりした話し方に年齢は関係ない

ナレーター、という仕事をずっとしてきたので、
正確に話す力、ということに非常に関心を持っています。
この、正確に、というのは、単に聞きやすい声ではっきりとした渇舌で話す、ということだけではありません。
共通語のアクセントで話す、ということも重要。まず、これが基礎。
そして、
原稿や台本を読んでいても、読んでいるようにではなく、聞いている人が、
話を聞いているように感じるように読む、または話す。ということ。
それには、リズムや抑揚が、自然である必要があります。
どんなに読みにくい原稿でも、どんなに言いにくい文章でも。
ここまでがアナウンサーさんも含め、
話すことを仕事とするプロの人になら、
「正確に話せる」ということの中でも当たり前のレベルです。
この時点で、音が欠ける・・・例えば、
「ありがとうございます」が、「ありあとうございます」となったり、
「(○○を)食べているときに」が、「「食べてるときに」となったりすることがあるのは、
本来ならNGなのですが、
それは、原稿や台本ではなく、自分の思いを自分の言葉で話している、いわゆる
フリートークと言われる部分であれば、かまわないでしょう。
その場を楽しく面白くする目的で話す場合、特にさきほどの例のうち、
後者のようなことまできっちり気にしすぎると、
どうしてもキッチリ感が抜け切らず、いまひとつ、雰囲気にバリアができることが多いためです。
重要なのは、それをきちんと自覚して、今はこういう、今はこうしない、と
コントロールしていること。無意識で話していない、ということがプロとして重要です。
さて、何はともあれ、音を欠かすことなく、正しく話せる、の”あたり前級”がここまで。
そしてさらにここに、表現力、というのをいかに表していけるか、が
ナレーターや、声優さんに求められる力です。
台本や原稿をキッチリ読むのは当たり前。
その上で、例えば「ありがとう」という5文字を、
どれほどの感謝の気持ちがこめられたように言うか、といいますか、聞き手に聞こえるか、
は、話し手の表現力で決まります。
もちろんそれだけでなく、テンポや音(声)の押し引きによる圧迫感や弱弱しさ、
やわらかさやトゲトゲしさなども表し、
番組の解説のナレーションなら、映像よりも勝ってしまって声(ナレーション)がメインになるようにではなく、
映像に補足するように、出過ぎない(感じさせすぎない)なめらかで、
まったく違和感無くするすると耳に入る
でもしっかり耳に一音一音入る音(声)で話す、ということができる必要があります。
例えばニュースは、ナレーションではなくアナウンスなので、
声(音)がメインです。どちらかというと映像がサブ。
聞き手の感情をうごかす必要も無く、逆に動かしてしまってはいけなくて、
音がしっかり耳に入ってくることが最重要視されます。
ナレーターでも、アナウンサーのように話すことを求められる場合は、
そういった話し方をします。
ナレーターは、その作品やその場に合ったディレクターやプロデューサー、
またはスポンサーの方々から受けるオーダー(雰囲気や聞こえ方、感じ方の指示)の通りに
話す(または読む)ことが必要とされるため、
はっきりと正確に話すだけではなく、口から出る音のすべてを、
”感じ方”まで計算してコントロールする力が必要になるのです。
ナレーションがすべてではありませんが、
この、職人の仕事(と私は思っています)ともいえるような、
ナレーションができる、またはナレーションのように台本を読んだり話したりできる力は、
いったい何歳くらいからできるのだろうか、
と、いつも検証したいと思っています。
そのため、夏休みや冬休み等の、子ども電話相談室など、
子ども達が出演して話す番組等を良く聞くようにしています。
そうすると、小学校1年生でも、本当に、ちゃんとした敬語で、
ですますを使いこなし、語尾まではっきりいえる子がいます。
小学生未満でもいます。
ところが、小学3年生でも、小学5年生でもできない子もいます。
質問をする大人のほうが、なんとか聞き出そうと必死になることも。
小学高学年になったら恥ずかしさも出てくるので・・・
といわれがちですが、
それを、そう言って許してよいときと、許してはいけないときとあるはずです。
他人である大人に対して話すときや、増して、
テレビやラジオで流れることがわかってそこに申し込んでくるわけですから、
ハッキリ話すことくらいはちゃんとできるようにしてあげないと、
その対応をする大人のほうが困り、放送を聴いているほうも、イライラが募ります。
もちろん、ある程度はかわいいので、まぁそういう年齢だもんね、とほとんど私も
そう思って聞いていますが。
ただ、何歳くらいからハッキリ話すことを意識させてあげることができるのかな、
と考えて聞いていると、
やはり、幼稚園の子でもハッキリ話す子は話すので、
やはり教育だと感じました。
そして、このところ、子役の小林星蘭さんや、芦田愛菜さんが番組のナレーションをしています。
二人は現在、13歳。
13歳で、先ほど書いた、プロの話し手として、
当たり前に正確に話す、ということをきちんとこなし、
さらにナレーションに必要な表現もし始めています。
13歳でもこれくらいできるんだな、と、思いました。
逆に、これくらいの話し方を13歳に求めたら、やる子はやるんだ、とわかり、
今後、子ども達への話し方の指導をさせていただくときにも非常に参考になりました。
え、子どものうちからそこまでしなくても。。。
という声もあるかと思います。
でも、声の出し方は音なので、音への感覚は、小さなころに養わなければ
大きくなってからでは、修正する、という作業になります。
それまで適当に言っていた不明瞭な「ら」が、その子の発音になっていたら、
それじゃなくて本当は正しいのはこっちの「ら」だよ、このやり方でこれから言おうね。
と、今まで使っていたものを変えるよりは、
最初から正しい「ら」を教えて発音できるようにしてあげたほうが
苦労しなくてすむはずです。
声や発音、話し方の印象は、何も外部から手を加えなければ、
良くも悪くも、親にそっくり、になります。
親が自信もって、聞きやすくてきれいな発音で感じよく話し、
お子さんにもそれが生き写しのように受け継がれている、というのであればそれがもっともすばらしく、理想的です。
でも、ちょっとでもお子さんの口調で気になることがあるのであれば、
年齢は関係ありません。早ければ早いほど、お子さんはどんどん吸収し、
きれいにしっかり話せるようになることでしょう。
だって、そうしたくて皆さん、お子さんに英語を速く習わせたいんですものね?
発音がネイティブに近くなるよう、耳から覚えられるように、等。
日本語は? 
ちなみに。
俳優さんは、あまりパキパキハッキリ話すのが良いとは限りません。
雰囲気がなくなってしまうので。
でも、パキパキと話すことができる人は、リポーターやMCも務めるなど仕事の幅を広げていかれます。
なので、私が話し方のトレーニングをさせていただく際の考え方としては、
その場や目的に合わせて、どんなふうにでも話せる(音=声が出せる)のが理想的なので、
音(声や渇舌)をコントロールできる力を養う、ということに重きを置いています。
小林星蘭さん、ナレーションうまいな~。
と思いながらテレビを見ていたところから浮かんだ思いでした。
長々と失礼いたしました。。。。。

従業員様の声や滑舌を学ぶことは必要?不要?

声や滑舌?必要? と思われる方はちょっぴりこちらをお目通し下さい。
印象を良くするために、ヘアスタイルは美容院の美容師さんに。
メイクもメイク売り場で試してもらったり
洋服は店員さんからのアドバイスなど。
考えてみれば、どれもプロからのアドバイスを何かしら受けているんだな~、と気づきます。
でも、声は?滑舌は?話し方は?
生まれて今まで、良い声の出し方、ビジネスシーンに向く滑舌、
品格やキャリア(計嫌悪豊富さ)に影響する発音、などを
プロに学んだことはおありでしょうか。
現代のように核家族で、ご両親やお爺様お婆様と一緒に過ごしたり会話が少なく、あまり注意してくださる方がいないまま大人になった方は特に、
ひょっとしたら、生まれたときのままの声の出し方や滑舌で、いわば、”はだかんぼう”のまま話しているのかも…。
また、声や発音は、スキル、であるためトレーニングでどれだけでも変えられますが、
放置しておけば良くも悪くも”親そっくり”になります。
ただ、親御さんが、他の方の声や言葉遣いに対して、
「きれいな声だね。」「お上品な話し方の人だったね~。」
「(滑舌が悪かったけど)何言っているかわかった?。」「感じ悪い言い方だったね。」
などと感想を聞かせてくれる方でしたら、
知らず知らずの間に、声や話し方に耳を傾け、感じ方を意識するセンサーが備わっているかもしれません。
そういった方は、意識が高いため、ご自身の声や話し方にもきっと気をつけていらっしゃることが多いことでしょう。
鼻から入る情報(香り)と耳から入る情報(音)
は、その情報を得た瞬間に、好き!嫌い!良い!イヤ!
と、感情にダイレクトに訴え、その気持ちを相手に与えてしまうんだそうです。
たしかに、何か変な香りがしてきたときに「うわっ!」と思ったり、
ガチャガチャした音が耳に入った瞬間に不快に感じたりしますよね。
理性など、頭を使って考えるよりも速く感情が動きます。
そんなにも大きな影響を与える、相手の耳に、イヤでも入っていってしまう声や滑舌。
ちょっとでも「ステキ♪」「やさしそう♪」「仕事ができそう」「信頼できるだろう」
と思っていただけたら、ビジネスも良い方向に向かう可能性がUPするのではないでしょうか。
だって、逆に、イイカゲンな話し方や感じ悪い接し方をする人と
仕事をしたり、その方から何かを買おう、って思わないですものね。
声や話し方をTPOにあわせてコントロールしていただけるようになることで、
きっと、もっとたくさんの方にあなたのファンになっていただけます。
会社の魅力をよりすばらしく伝えられるようになり、入社される方も増えるかもしれません。
従業員の方はそのリーダーシップ性に憧れ、モチベーションをUPされる可能性も大いに有ります。
また、従業員の方に声や話し方をトレーニングされれば、
従業員同士のコミュニケーションや、お客様との距離感も近づき、人間関係が良くなります。
(相手が”どう感じるか”、の考え方に徹底的にこだわってトレーニングを行うからです)
声や滑舌を学ばない、ということは、良くも悪くも
個人個人の品格やコミュニケーション力をそのまま放置しておく、ということ。
企業は、商品でもサービスでも質や品格を、一定に、しかも、より高いレベルに”そろえる”
ことが、重要です。
あっちは良いけどこっちは×。では、信用がなくなります。
企業の従業員の方にこそ、誰もが感じ良く感じる、声・発音・話し方、のトレーニングが必要なのではないでしょうか。

がっちりマンデーに、No.1になった人が出演

20171210.gif
今日の「がっちりマンデー」(毎週日曜朝7:30)には、社内コンテストのNo.1になった人が出演していました。
そのおかげでもちろん社長や、広報担当者も出演。
これなのです。
何かでNo.1になった人には、
大勢の前で話す(受賞の感想や受賞者インタビューが既にその一つ)、という機会、あるいは
テレビやラジオ等に出る機会などが訪れます。
ほぼ、必ず、といっても良いくらいでしょう。
このとき。今回でいうと、社内コンクールNo.1を受賞したその人たちが、もし、
表情や声のトーンが暗くてあまり感じよくない、
となったら、まずテレビで放送されなかったかもしれません。
何社か候補があったら、他の会社に、となったかも。
そして、そのNo.1の人がとても素晴らしくても、
そのあと出演された、同じくNo1、つまり会社のトップである社長が、
モゴモゴと何を言っているわからない、見ていて意地悪そう、
となったら、企業イメージは急降下。
「なんか感じ悪そうな人だよね。。。」という印象になります。
わざわざ企業イメージを下げるために出演した、みたいなことになっちゃいます、極端なことをいえば。
企業は、ほんの少しでもお客様からの印象が悪くならないように。
不快感を与えないように細心の注意を払っていますよね。
なのに社長や広報の人(広報の人こそメディア取材対応でテレビ出演する機会が多いですね)が、
テレビ出演したら企業イメージダウンになる、というのは絶対に避けるべきかと。
むしろ、”マス”のメディアを使って一気に企業イメージUPできるチャンスになるんですもの、
そうなるようにしたほうがよっぽど良いのでは。
社長や広報の方が、ものすごく笑顔で素敵な感じだったら、とっても印象良くなります。
今日のがっちりマンデーでは、実はそれが顕著に現れたシーンがありました。
女性のカツラをお客様に合うように作り上げる社内コンクールNo.1の方が
インタビューでお話されていて、
それはそれは素晴らしい笑顔で感じ良くお話されていました。
見ていて私も「なんという感じの良い人なんだろう」と一瞬見とれていたら、
画面の端の小窓に映るゲストの方が「あ、いいですね~」と
瞬間的におっしゃっていました。
それほど誰もが、「あっ」と思うほど素晴らしい、笑顔たっぷりにお話されていたのでした。
全然知らない人ですが、もしその企業のサービスを受ける機会が訪れたら、
絶対あの人に頼みたい、と思わせてくれた瞬間でした。
その人その人にあうようにカツラを美しく仕上げてくれるNo.1の技術もですが、
それに加えて、あの人なら悩みを相談できて、とても明るくアドバイスしてくれそう。。。
と感じたからです。
もう一人は、ゲームセンター接客No1。
UFOキャッチャーの上手な取り方もアドバイスしてくださるとか。
またまた、すばらしく感じ良く笑顔で話す若い男性従業員さんでした。
その地域に行ったら、またはその地域に住んでいたら
どうせゲームしに行くならそっちのゲームセンターに見に行ってみよか・・・
となりそうです。(一応店舗が何店か見ちゃいました^^)
こんなふうに、何かのNo.1は、人の心を動かしたり、
さらに行動まで起こさせる存在になります。
それは、そのNo.1の人、またはその人の周り(所属する会社、組織等)にまで、メリットを生み出す可能性を秘めています。
(スポーツ選手ならTV-CM出演、企業なら来店数UP など。
もっとわかりやすくストレートに言うなら、”儲かる” というわけですね^^)
これは、スポーツ選手や何かのコンクールのように、全国レベルのNo.1だけではありません。
今回のような社内コンクールNo.1でも全国放送に出演し、その笑顔と人柄に企業イメージは大幅UP。
学校でいちばん昆虫に詳しい。クラスでいちばんお菓子作りが上手、という場合もです。
そういった子は、それが高じて将来、学者や料理研究科になるかもしれません。
そんなとき、笑顔でわかりやすく感じ良く話せたら、
でんじろう先生やさかなくんのようにテレビの番組をまるごと担当してしまったり、と
いろいろなことが出てきます。
たとえば卓球や将棋も、こういっては失礼ですが、私たちが子どもの頃にはちょっと地味なイメージでしたが
卓球は、福原愛選手や石川佳純選手、17歳の平野美宇選手のおかげで
とても明るく元気で素敵なスポーツ、と印象がガラッと変わりました。
(将棋の藤井聡太くんは、あともうちょっと、話し方をトレーニングすると良いのに・・・と思いますが
まぁ、男の子ですし。。。
それと、周りの大人があの「まぁ、・・・」「まぁ、・・・」と、話すたびに「まぁ」と言うことや、
もう少しハキハキと話すことを誰かが注意してあげたら、もっと若い女の子からも人気が集められるだろうに。。。
と思います。)
声の印象や話し方の印象は、子どもの頃からの習慣のため、
大人になってから直そうとすると、労力と時間がかかります。
突然変わる恥ずかしさも邪魔をしますし。
なので、大人がちゃんと、子どもたちに子どものうちから注意してあげたら
大人になったときに苦労が減ります。
最初から、明るくハキハキ話すのが”普通”、になるので。
声の出し方や話し方の印象は、大人になってからでも、いつからでも間に合います。
トレーニングで変われます。私も26歳で初めて声の出し方や滑舌といった”話す”ということを意識し、勉強したことで変わったので。
何かのNo.1である人、No.1を目指している人が、喋りの技術も身につけたら・・・
スゴい可能性が広がりますよ。
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