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こんにちは。No.1のための声戦略トレーナー、梶田香織です


セミナー受講が趣味(自分に何か知識が付いていく瞬間が好き&情報が大好きなので)で、
昔からいろ~んなセミナーや講演に参加するのがとても好きでした。


そんな私が今いちばん注目しているのは、


「Climbers 2020 (クライマーズ)」 
  様々な壁を乗り越えてきた各界のトップランナーによる、人生の特別講義を提供するイベント 、
だそうです


ビジネスセミナーですが、
バーチャルや3Dなど、映像面でもとてもエンターテインメント性あるイベントになっていそうです。


今後、断然こういうスタイルは増えていくでしょう。
そこにどんなワクワクがあるのかを見てみたいのです!


そして、そこで、登壇する方がどんな話し方をされるのか。


これだけ動画で見る、という文化が発達してくると、
もう、発信者側に立つ人は、普通、では取り残されて行ってしまいます。


ビジネスのサービス、商品の紹介や説明、講演、講座・・・
”登壇”の可能性がある
No.1の立場の人、情報発信者である人は、

エンターテインメント性の話し方ができるようにならないと、埋もれていきます。


ちょっと嫌な言い方ですが、

なんちゃってNo.1の人(実力はホントはトップレベルではない、または付け焼刃的)の方が、
聞く人を魅了する力を持ち合わせているのなら、
いつのまにかその人がその業界のNo.1、第一人者、カリスマ、有名人
になってしまいます。


普通に考えて、普通の(まして、つまらなく感じる、退屈に感じる)話より、
人は、楽しそうだったり、面白そうなものをつい選んでしまいます。


例えば、同じ、病気の話をしている番組でも、
NHKのEテレ(昔の教育チャンネル)ではなく、
バラエティー番組っぽい方を見ませんか?


エンターテインメント性があって楽しいのに、
中身は非常に専門的で高度。
しかもとても難しいことをとてもわかりやすく話す。


そんな人が、いろいろな意味でNo.1であり続けられるのではないかと私は考えています。


もう一度書いてしまいます。





エンターテインメント性があって楽しいのに、
中身は非常に専門的で高度。
しかもとても難しいことをとてもわかりやすく話す。



そんな人を、私は世に増やしたいと思っています。

そうすると、その人のおかげで


多くの人が、笑顔になり、そして知識も教養も身につけることができる。


一人の人の話し方で、多くの人が幸せになるはず!なのです。




と、いうわけで。

放送日の11月23日、楽しみです。

原田知世さんの表現、わかる~!

NHKの朝のラジオ「らじおラボ」で、
女優・歌手の原田知世さんが今話していらっしゃいました。

曲を書いた後歌うときは
音の響きだけを気にしながら歌っている」

(歌詞は無視する、という意味ではなく、
もう書いた時に遂行しきったので、あとはそれを歌うときには・・・
という話でした。
誤解の無いよう念のため。)


それから、
演劇や朗読の時(だったかな?)のように

言葉を置いていく・・・」

という表現をされました。


わかります~~~~~~!!!!


そうなのよそうなのよ!そうなんですよね~~~。

話す時も同じです。
声も音。だから、声の響きや声色、
耳に入ったときの感じ方も気をつけていますし、

ナレーションの時はもちろん、その他、自分の言葉で話す時も、
言葉を、時にはその言葉を構成している、
一文字一文字を、置いていく
という表現ピッタリの話し方で話すこともよくあります。


それが、私も非常に大切にしている、

聞いた時の”感じ方”

さらには

“印象”

に大きく影響するからです。




音色、声色、音の響き、言葉の響き・・・
これらは、心にグッとくる言葉です。

声や音、脳や表情との関係など、論文は楽しい!!

最近、論文を読むのが楽しい🤩

声や話し方(の印象)などは感覚的。と多くは思われている。

でもそれを、

ちゃんと物理的だったり論理的にしっかり解説ができたり、

ちゃんと実証されている原理も受講してくださる方に伝えないと私は気が済まない。

過去の私の経験や実体験をもとに、どうしたらどう印象が変わるのかなどを体感していただく

という、そんなことばかりではなくて。

(ちょっとめんどくさい人でゴメンナサ〜イ😋)


これは話し方の印象や声・滑舌等のスキルアップ法や改善法を伝える時に、私がついこだわってしまうところ。

なぜなら。

そうじゃなきゃ、いくらこうすると良いですよ、とお伝えしても、

「でも、それって人によって感じ方が違いますよね」

と言われたら、”まさにおっしゃる通り❣️❣️❣️”だから。


なので、

声や音について、や、それが脳や心理に与える影響など、

論文を読んでいるとおもしろい。

感覚的に思われながら実は確実に心理に影響したり、

人によって受け取り方が異なるにしても、例えば10人中8人がそう(良く)感じる。

だから効果的と言える。

などが立証されていることがわかるから。



じゃあ、10人中8人もの人が好印象に受け止めてくださる手段があるのに

わざわざ2人しか良く感じてもらえない方を選ぶのか、またはその段階のまま放置するのか…

は、個人の希望や意思によるところで私には口出しできない部分。


でも、運動と同じで、やれば変われるからやってみるのはおもしろいのは間違いないと思う。

きっと体験したことのない未知の世界だから〜✨💖



ちなみに講座中私がよく言うのが

「10人中10人が良しとするものを目指しますよ。」


結構サラッと言う。当たり前だから。


それに、どうせやるなら最高レベルを目指した方が手っ取り早いし、

10人が中8人が良しとするレベルになっても、みんながそのレベルになったら

それって全くの、フツー、なレベル、ってことになり、

そこからまた抜きん出てNo.1を目指してトレーニングしなくてはいけなくなる。

それは時間もお金もさらにかかってしまう。


常に最高レベルを、

当てずっぽや感覚だけに頼らず、解明されている理論にもできる限り基づいてトレーニングする。

が、効率が良い。



という考え方が背景にありつつ、いろいろな研究論文を読んでいると

あ、この研究結果、ちょうど今度の講座内容に、ピッタリ〜‼️と、ワクワクしてくる😄

プロの話し手をめざす学生たちに、使わないように、と伝えている言葉遣い

声優やタレントを目指す学生たちに、指導させていただいています。

そこで「この言葉は使わないように」と言っている言葉があります。
その一部は

「私”的”には」
「大丈夫です」
「ヤバい」
「~の方」

などなど。
いわゆる「ファミコン言葉」はもちろんのこと「若者言葉」であったり、
大人の多くが嫌がる言葉、などです。

少なくとも私の講義中、たとえ学生同士でも使わないように、と。



私の講義担当は主には、
「声の出し方」や「滑舌」「発音」「アクセント」など、

人に声で(話して)モノを伝えるプロ、になる際に必要な、根幹の部分です。

声優という、台本を読むのが主となる職業には、特に重要です。


でも私が学生たちに求めているのは、台本を読むときだけ、のスキルだけではありません。

声優等、芸能界、話す業界だけでなく、
どんな世界で生きていくにも役に立つ力を身につけていただくことです。


自分の言葉で話す時にも、
どの年代の人にも、印象良くわかりやすく、
そして聞いてくださる相手がどんな一流の方々であっても、
怯えることなく、楽しく対話ができるように。

そのレベルを目指して欲しい、と思い指導しています。


人気が出て売れた時、
「日本だけではなく、世界で活躍できる人になってね」と。


そのためには、”きちんと話せる”
ことがさらに重要になってきます。
なので、冒頭の言葉遣いにも触れています。


自分のステージが上がってきたら、
アクセントがどうこう、原稿を上手に表現できる、よりも
敬語でしっかり話せるか、の方が重要になってきます。


10代でも、デビューしたての20代でも、いきなり人気が出たら、
自分の感想を言うときなどに、
美味しいものを「ヤバい」としか言えなかったり、
「私的にはぁ~、○○みたいな・・・」
という話し方しかできないと、

日本全国津々浦々まで放送されるNHKの番組に出していただける順番が、
ライバルより遅くなる可能性があります。
(NHKに出られれば良い、という問題ではなく、
有名になりたいなら、
どんな地域に行ってもおじいちゃんやおばちゃんもみんな知っていてくださる、
という現象が起きやすかったり、
NHKにも出てるの!? という未だ強い、NHKへの高い信頼度に便乗!?(笑)させていただけるなど、の体感効果、のような観点からです。)


一流の方々とご一緒させていただける場には、ふさわしくないからと、
呼んでいただけないかもしれません。


確率や可能性の問題です。
マイナスの印象の確率を高めたままでよいのか、
ちょっとでも高い確率で、さらに上に上がっていける力を身につけるのか。



プロになる、その道を極めたい、と思いどうせ練習するなら
一流を目指した方が効率が良い。
というのが私の考え方。

(ちょっと習い事、という感じなら、そんな考え方よりも、
断然楽しさ優先!♪!♪!♪)


友達同士と話す時くらいはいいじゃん!と思うでしょう。

その考え方も賛成です。


でも、私が冒頭のような言葉を「使わないように」というのは、
その言葉を使わないことが目的ではなく、
その言い方をしないことで、
じゃぁ何と言ったらよいのか、と考え、
その言葉を絞り出し、その数を増やし、
その場にふさわしいニュアンスまで表現するには
どの言葉が良いのか、を選ぶことができるセンサーを磨くことにあります。


実際に、学生に「私的には。。。」
という言葉を使わないようにする代わりに何と言う?
と尋ねると、

「私としては」
「私は」
「私が思うには」
「私が考えるには」
「これは私の意見ですが」


などなど、時間をかけて考えてもらうとたくさん出てきます。
似ているようで使う言葉は微妙に違う、
これが、ボキャブラリーの豊富さにつながります。
また、口にしてみることで「私は」というのはちょっと違う気がする、
という、感覚が働くようになってくるのです。


たった一言使わないようにするだけで、それに代わる表現は3つも4つも出てきます。

これを「私的には」を使い続けると、とっさの時にそれに代わる言葉は口から出てきません。
頭をよぎりもしません。


私たちの職業は、きれいに話す(明瞭な発音で話す)職業の人、
と思われるだけでなく、
話すプロだから言葉も知っている職業の人、
と解釈されます。


そのため、若いうちからそんな、言葉、にも意識を払いながら成長していただけると良いな。と思っています。



高校や大学を卒業後、引き続き学生の道を選んだ人と違い、
企業に務めた同級生は、
既に、お客様や上司に、敬語を駆使し失礼のない言葉遣いを一生懸命覚え、
対話しています。
高級感や品格が必要な部署に配属になった人はそれはそれは言葉遣いに気をつけていることでしょう。


いくら滑舌やアクセントを正しく話すことができても、
社会でより必要とされるのは、
公共の場で通用する敬語でしっかり話せる人。
が優先されるのは否めません。


がんばろう!学生のみんな。もちろん一緒に。私だって
まだまだいまだに新しく知る言葉遣いがたくさんあり、
自分の辞書は常に更新中です。

イマドキノコトバ、もね(笑)









   

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