eスポーツ選手は絶対に”トーク力”も!その理由。
2020.09.24
最近私自身、益々eスポーツ界への関心度が上がっている。
以前にも、書いたことがあったが、そこからさらに。
(ここからはちょっと、おせっかいな、受け取る人にとっては”ウザい”とも感じられる話になるかもしれません、すみません。)
eスポーツ選手、特に「プロ」であったりそれを目指す人、
のちにオリンピック競技になったときに当然日本代表を目指す人たち。。。
そんな人たちには、絶対!必ず!
しっかり話す、という力が必要だと私は考えている。
それは、eスポーツが、どんなものなのか
(ちょっとマイナスな表現すれば「どんなもんじゃい」といった感じ)
と見ている世間の人たちが、ジャッジを下す材料として大きな影響力を持つからだ。
ゲーム、というとまだまだ印象は良くない。その理由は、
勉強時間を減らす
コミュニケーション不足になる
レベルが低い(様々な意味が含まれる)
等のイメージがあるからだろう。
だから、「eスポーツがオリンピック競技!?」と驚く人も多い。
ひと言でざっくりいうと、評価がかなり低い。
それを、
「やっぱりな」。と思わせるのか、
「おっ!?」。と思わせるのか、
は、この、第一期とでも言ったら良いのだろうか、
この、「eスポーツとは」を世に知らしめる、今まさにeスポーツ選手として注目され始める人たちにかかっている。と思う。
その、どう”思わされる”のか、は、
多くの場合は、 一般の人たちにとっては、
メディア等でその人たちを見た時の第一印象で決まる。
その第一印象の判断基準の一つとして、
その人の話し方、は大きな影響を及ぼす。
ゲームがよくわからない人たちがまだ大半、という中、
「誰?この、口の利き方も知らない人」と思うか
「誰?この人、笑顔で上手に話せて感じの良い人」と思うか。
前者が続出すれば、だからゲームばっかりやってる人は・・・
と、ゲーム界のイメージは、さらに印象が悪くなる。
後者であれば、その人の印象UPはもちろんのこと、
「え、最近のゲーム界はちゃんとしているんだ」
と、自分がゲームを低俗扱いしていたことを恥じたり、時代遅れだったことを思い知らされることになり、ゲーム界への目の向け方を変えるだろう。
それは、ゲーム界への味方を増やすことになる。
話はちょっと昔に戻るが、
プロサッカーJリーグが発足した当初、人気選手がみんな、
テレビのインタビュー等で
「〇〇で”ね”、△△で”ね”」 と、
あまりしっかり話さないうえに選手みんなそろって「ね」をつけて話す文化に染まり、
悪評だったことがあった。
のちにこれは改善されていったが。
最近、スポーツビジネス、という言葉が、以前にも増してよく聞かれるようになった。
その中に、eスポーツも含まれるようになってきたと感じる。
ゆえに、eスポーツ界も、野球・サッカーと同じである。
ビジネス、エンターテインメント、などその目的は様々だが、
どちらにしても、
プロゲーマーが、見る人に影響を与える存在になることは間違いない。
eスポーツ発展のためには、親に「ゲームなんて」と言わせない世の中にしていく必要もある。
ちょっと脱線すると、声優界も同じだ。
声優養成専門学校で講師をさせていただくようになった当初、10年ほど前は
学生たちの多くは親に反対されながらなんとか説得して入学して学んでいた。
ところが、アニメ「ワンピース」が人気爆発し、歌って踊れる声優が登場してからは
「わけのわからん仕事」とか「そんな水商売的な・・・」ということを言う親御さんは減り、
むしろ応援されて入学してくる学生のなんと増えたことか。
そして「声優」という職業も今は世に認められる職業となってきた感じがしている。
それとよく似ている。
話を元に戻すと。
メディアでプロゲーマーが注目され始めたとき、親御さんをはじめ多くの人に
「やっぱり。だからゲームなんて・・・」
と言われないことが重要で、eスポーツ界を盛り上げていく人はそれをなんとか払拭してこうとしていくはずだし、
そうしなければ発展スピードは非常にゆっくりになってしまい、
上り詰めた世界も、単なる娯楽の延長、としてのステージにとどまり、
アスリートも含む一流の人たちの仲間入りはできないだろう。
eスポーツ選手も、きっといつかは、”一流”の人たちの仲間入りをすることになるだろう。
社交の場も与えられる。
その時に、一般的なマナーは当然であり、さらに
周りのどんな一流の人たちとも対等に話せる
言葉遣い、表情、社交性あるトーク力
は必須と考える。
ハキハキとした話し方、見てくださる方にも配慮あるトーク力、
エンターテインメント性のある話し方、時に品格ある話し方・・・
などは、一夜漬けで身につくものではない。
必要!と思ったときから始めたのでは正直言って、遅い。
こういったことに、いち早く
eスポーツ選手本人が気づき、自らスキルアップをめざすのか、
指導者が気づき、ハッパかけるのか、
eスポーツを盛り上げていこうと思う方が気づき、業界として注力されるのか。
特に、eスポーツは、ライブ配信・実況中継、という生き方ももう一つある。
こちらは、聞き取りやすさはもちろんのこと、
エンターテインメント性がないと、
そのたくさんの人たちの中から抜きんでることは難しいだろう。
広く多くの人の心をつかむ eスポーツ選手が
一人でも多く誕生されることを願うばかり。
そうすると、それを見て楽しんだり自分もガンバロウと思う人が増え、
笑顔になる人が増える。
そこに私もお役に立てることがあればうれしい。
私の掲げるビジョン。
笑って話せる人を世に増やすこと。そして、
話す力で、さらに稼げる人を送り出し、
困っている人を救える人を世の中に増やすこと。
この新型コロナによる影響もまさにそうだが、
災害の増加、格差社会、この先に来るであろう食糧難など、
普通に生きることすら難しい人たちが続出しそうな社会。
できれば私自身がその人たちの力になれる存在になりたい。が、微力すぎる。
私の持つスキルで、
困っている人に手を差し伸べられる人がたくさん世に誕生し、
多くの人の生きる力につながれば、と心から思う。