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「を」入り言葉、使っていませんか?

席のリクライニングをお戻しをくださいますよう。

資料をお示しをする。

「を」は、要らないはずですよね、本来。

言葉は生き物なので、時代とともに変わっていきます。
変だな、と思っても、いつしかそれが普通になります。
この「を」の入った表現もいつか、これでも良い、または、これが正しいとされる時代がきっとくるでしょう。

これをお読みの方の中には、こっまかい(細かい)なぁ~、と思われる方もいらっしゃるかと思います。
私も、通常は気にしません。

ただ。

いま私は、声優やナレーター、司会になろうとする人たちに教える立場に立たせていただいています。
将来、話し方のお手本となる仕事につく人達の育成に携わっている、という緊張感があります。

私達が学び始めた頃、アナウンサーやナレーターの方々のアクセントや言葉遣いをお手本や参考にさせていただいたのと同じく、その仕事を目指す人は、その仕事をしている人をきっとお手本にします。

しかも、話す仕事をめざす人達のお手本になるだけではありません。

彼らがちゃんと正しい日本語で話せるかどうかは、その後、日本人の中で正しい日本語で話す人が増えるか減るか、にも影響しかねないと考えています。
彼らの意識や意向に関係なく、世の中の人から、
いまのところ、 喋る仕事をしている人は正しく話せる人、という見方をされるからです。

なので、もし、時代に合わせた言葉やフレーズを使ったとしても、
本当は正しくはこう言うのよね。ということを知っていることが重要です。

私としては、正しい表現も知りながら、
その場の、聞いてくださる方の年代や雰囲気に合わせて、
ときには、流行っている言葉をどんどん使うことを大いに推奨します。

今どきの表現のほうが、とても気持ちや度合いが伝わる表現もたくさんありますし、共感も得られることも多々あるからです。

要は、とにかく幅広く数多くの言葉やフレーズの中から、今どれを使うのが最も合うのか、を瞬時に選び口に出すのが
喋る楽しみでもあり、プロの技術でもあり、パーソナリティーが活かされるところでもあり、
なんといっても聞いてくださっている方との距離感を決める楽しくて重要なところ。

言葉やフレーズを多く知っていれば知っているほどこれは楽しくなります。


そんな、育成という硬い意味合いのためにも、
そして、喋り手としての密かな楽しみのためにも、
こだわっていきたいな、と思います。

これからも、言葉遣いについてはまたこうして自分の忘備録のためにも書いていこうと思います。
細かいなぁ~、と読んでいて不愉快になる方がもしいらっしゃいましたら、
”またなんか重箱の隅をつついている”とご笑覧くださいませ。

   

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