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満員御礼!次はロサンゼルス講演ですよ

今月初めにご紹介したばかりの、7月8日のイベント。
まだ2~3ヶ月も先のお話です。
ところが、もう150席満員御礼近く、いったん募集は近々クローズします。
(5月1日時点、いったんクローズ決定)
再度座席等の使い方を検討し直して、再募集開始するかどうか・・・
まるでコンサートのようです。
といったイベントで、再募集や座席使用方法の検討をするのは、はい、私もです。
いままで司会としてずっと携わらせていただいていますが、今回のこの4周年記念イベントではさらに
企画全般に深~く携わらせていただいているからです。
理央さんは、このイベント後にはアメリカ・ロサンゼルスでも講演が決定されています。
s_ロサンゼルスちら
日本でこの7月8日のような講演を聞けることは・・・次回あるのかしら・・・
来年にはほとんどアメリカが拠点になっていらっしゃったりして。

省エネモードの声と話し方が、ホラー映画になる?

最近の特に若い人は、言葉を省略する、声が小さい等
喋る時にあまり体力を消耗しない喋りだな~、と思うのですが、
そんな中でも、顕著な傾向があります。
「ん」をすっ飛ばしがち。
「ー」(のばす音=長音)の長さが半分くらいしかない
「っ」(促音)もすっ飛ばし。
例えば。
「そんなこと」ということばは、指折り数えながら言うと5本指が曲がり、5音であることが確認できます。
でも、原稿読むにしても、ちゃんと話すことを意識してしゃべってもらっても
「そなこと」と4音、またはかろうじて「ん」の半分くらいが聞こえて4.5音くらいにしか聞こえないのです。
「ん」がちゃんと1音に数えられる、5音の発音の場合は、丁寧な印象になったり、品格が出るなど、
非常に印象をかなり高ランクにUPさせます。
短縮されると、雑、チャカチャカした印象、いい加減、というマイナス要素ばかり。
「ー」と「っ」については例えば。
「学校の中に」という時の「がっこう」。
「ガッコーの」と、指折り数えると、5音ですよね。
ところが、聞いていると「ガコの」と3音。
つまり、「学校」ということばは「ガコ」に聞こえるのです。
たまたま私たちは学校、という言葉を知っていて、
話を聞いていると学校の話をしているから、「学校」という単語を言っているんだろうな、と
無意識に脳が判断して解釈をしています。
でももし、「ナッコウ」とか「ワッコウ」とか、初めて聞く言葉でそんな言葉が存在するかどうかも分からない単語、
例えば地名や人の名前だったりしたら、
「ナコ」「ワコ」と聞く人の耳に届き、聞いた人は聞こえたとおり「ナコ」「ワコ」と解釈します。
それは、間違って伝わります。
声だけで物を伝えるということは、こうした一つの音にも意識を払わないとちゃんと正しく伝えたい事が100%伝わりません。間違いも起こります。
特に確実に伝えたい、覚えて欲しい商品名や企業名等の固有名詞。
聞く人の体の中の辞書に無い言葉は間違って伝わってしまいます。
そんな細かいことまで。。。プロじゃないんだから。と思われるでしょう。
ある意味、そうなのです。
聞く人(たとえばお客様)は、プロではありませんから耳もそんなに研ぎ澄まされていません、
なんとなく聞こえたものをそっくりそのまま聞き入れます。
商品名や企業名等が間違って伝わることを放置して良しとするか、
対策を取るか。
ちなみに、数年前から、多くの20歳くらいの若い人たちにこの現象は見られ、
本人たちは全く気付いていません。
もちろん、先輩たちもそれに気付いている人たちは少ないと思います。
でもその若い人たちが企業に入り、何年もたってその世代以降の人達が多くなったとき
説明が人に伝わりにくい従業員ばかりの会社になる、
ということも無きにしも非ず。。。
とまで言うとホラー映画のようですね(笑)

「あなた、アナウンサーさんに教える仕事をしなさい」

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2012年。
N-1グランプリやNICeの起業家仲間でもあるエープランナーさんのブースを間借りして、
メッセナゴヤで、話し方診断を行った時。
全く味気なく、即席でチャチャ!と貼った、「声・話し方診断」という文字をジーッと見て足を止めてくださった、
ハーフでいらっしゃるのかな?とお見受けする白髪の女性がいらっしゃいました。
お声をかけさせていただいたら、「何をしているのですか?」と。
全く普通に日本語でお話されました。
そこで、「声と話し方の診断を行っていますが、最も私が得意とするところは
その音(声や発音)が、嬉しい言葉なら嬉しい、良いことを言っているなら良い、
頑丈なら頑丈、と、
伝えたいイメージ通りに相手に感じてもらえるような声や発音で話す技術を教えることです。」
と伝えたところ。
「それは、すばらしいことです。それは、ノンバーバルコミュニケーションと言って、とても重要なことです。
あなた、それを民放アナウンサーに教える仕事をなさい。」
と即座にとても力強く私を説得するかのようにおっしゃってくださいました。
名刺をお渡しすると、
「ごめんなさい、今日は主人の視察の付き添いで来ただけで名刺持ってないの」
と、視線を横に向けられたのでそちらを見たら、縦横ともに大柄な品の良い白髪交じり白人男性が
後ろに手を組みながら周りのブースをゆ~ったりと見ていらっしゃいました。
「私は音声言語の仕事をしています。名前は・・・」とお名前を教えてくださいました。
日本で音声言語の仕事をなさっているそうでした。
お礼を言い、忘れないうちにお名前をメモした小さな付箋は、今も私の名刺入れの一番下に貼りつけてあります。
ずっと、時々思い出してはちょっと検索してみたりするのですが未だにわからず・・・
あれから1年程たったころから、私はこの「ノンバーバルコミュニケーション」という言葉がいかに大切かを知り、
それが、現代社会の中のコミュニケーション力が弱まっている原因に大きく影響していているかを、理論的に知ることができました。
今まで、相手の声を聞き
「口や舌の動きがこうなっているからそれが楽しい音に聞こえない、
こうすると相手にも感じの良い声や発音に聞こえますよ、ほらやってみてください。。。」
「あ、ほんとだ、そうですね。。。」
と、私が自分の耳で聞いて感じてお伝えしていた、私の感覚からの技術に、
まさに理屈、理論を合体させることができたのでした。
今も今も、その女性の一言はずっと心に残り、お名前も見なくても言えるほど。
できることならもう一度お会いしたい。。。

持っている力を人から認められるとき

以前にも書いたかしら。
「梶田さんは教えたりはしないの?」
全国放送番組のナレーションをしているとき、その番組のプロデューサーがふと私にかけてくださった言葉です。
この一言がどれだけ嬉しかったことか。
さらに、時にはそれを自信として、どんなに前に一歩進む勇気を湧き立たせてくれることでしょう。
それは、教えるだけの力がある、と思ってくださったからそう言ってくださったのでは、と思うからです。
この道を目指す人たちにナレーション技術等を教えている、というのはおこがましくて私はあまり言いたい方ではありません。
いつの喋りも、自分の目指す喋りを100点とすると、自分自身で100点をつけられる結果や技術は、20年やっていても求め続けているもの。
おそらく、たとえ100点とれていたとしてもその瞬間に、いままでの110点が100点になり、またゴールが上がるため新しくできるから永久に無理なのではないでしょうか。
「常に勉強」
職人さんがよく口にされる言葉ですが、本当にその通りです。
いわば私も喋りの職人、みたいなものだから。
なので、常に勉強の身であるにもかかわらず「その喋りで教えてるの!? 偉そうに・・・」と思われるのではないか、
とも思うわけです。
その中で、最初の、プロデューサーの言葉は、
「教えるだけの力を持っていますよね」と言っていただいたように感じ、その信頼をいただけたことに、
自分の気持ちをぐっとあたためてもらえたのです。
大先輩が言ってくれた言葉がありました。
「いままで仕事をちゃんとやってきているんだから。
梶田さんのその喋りがいい、って思っているから今までの仕事をさせてもらえてきたわけだから、
教える側に立った時もそのままやってきたことを自信持って伝えれば良い!」
と。
そうですね。仕事の中では5年、10年、15年と、長~く続けさせていただいた仕事が本当に多くあります。
番組なら3ヶ月ほどで交代、もありますし、年に1回のイベントなら、司会者なんて星の数ほどいるにもかかわらず、ずっと毎年毎年お声をかけていただき・・・。
その長く携わらせていただいたこと、その中で成長させていただいたことに改めて感謝しながら、
それを自信と勇気に変えて、どんな新しいことにも挑戦していきたい。
と、プロデューサーの言葉を思い出すたびに、気持ち改まります。
今日もふと思い出したのでした。

伝え方の重要ポイント:10人が10人とも同じ解釈ができる表現

4月に入り、将来プロの話し手になることをめざす学生たちへの講義がまた始まりました。
声の出し方や滑舌等をメインで指導する他に、
ラジオや司会等、フリートークをするときにも備え、話の中身がちゃんと伝わる、ということにおいても
かなり細かく指摘をします。
例えばこんなことがありました。
好きな食べ物は何?という質問への回答。
「汎用性の高い○○○(←野菜名、例えばキャベツにしましょう)」が好きです。と答えた学生がいました。
よくよく聞いたら、その野菜はいろいろなお料理に活用できるから好き、とのことでした。
それなら、「(いろいろなお料理に使えて)汎用性が高いので、キャベツが好きです」と言わないと、
キャベツの中でも『汎用性の高いキャベツ』というキャベツが最近出回っているのかと勘違いをしてしまいます。
そんなことあるわけないでしょ、とお思いかもしれませんが、意外とこういうことはあります。
皆さん発想が違うので、10人いたら10人ともが、間違いない解釈ができる言い方じゃないと、誤解が生じたり、その小さなところから問題が起こります。
電波に乗って放送として流れていくものは、一人ひとりの解釈の仕方が目に見えたり聞いて確認することができないので
10人が10人とも確実に同じ解釈ができる、の意識で徹底していくことが重要なんですよね。

声の印象、カンタン分類法

声にはいろいろな印象の分け方があります。
企業やお店では、従業員さん同志で、↓のような、
アバウトでなんとなく、でもいいので
自分たちがわかりやすい分類方法でジャッジしながら気をつけるだけでも、
全体の印象は大きく変わると思います。
・暗い声か、明るい声か
・色で言うと何色の声に感じるか
・陰か陽か
・マイナスかプラスか
もう少し追求したい場合は、
なぜそう感じるか、を考えると、対策方法がわかります。

プロとは・・・

「一つでも欠けたら、プロじゃない」
良い言葉ですね。

三菱東京UFJに新登場のロボットに向かって話す時

三菱東京UFJ銀行で、案内ロボットが誕生したそうですね。
産経ビズ記事「三菱東京UFJ銀が人間型接客ロボを導入 身長58センチで愛嬌ある動き」
以前から不思議だったのですが、
ロボットや、音声で反応してくれるカーナビに向かって話す時、
みんなとってもゆっくりはっきりしゃべりますよね。
相手が人間だと全然そんな気を使わず、
チャチャ~としゃべったり、モゴモトと滑舌悪く聞こえにくいこもった声でしゃべったりしますのにね(^^)
相手の人に、ちゃんと聞きとってほしい、と思うよりも
ロボットにちゃんと聞きとってほしい、と思う気持ちの方が強いってことですよね(笑)
昔は、大勢の前でしゃべるときに緊張しそうな際は、
聴衆はじゃがいもやかぼちゃと思いなさい、
ということがよく言われていたようですが、
最近は、ロボットだと思いなさい、というのがいいのかもしれませんね。
緊張がやわらぐだけじゃなく、ゆっくりはっきりしゃべることになり、
聞き手にとっては非常に聞きやすいくなるかも。
喋り手にも聞き手にも良いことで、一石二鳥じゃないですか!!(笑)
話す力も聞く力もロボットに負けないようにしなくては、ですね♪

「”ら”抜き」、じゃなくて「”を”過多」言葉

「ら抜き言葉」が社会的にも問題になっています。
若い子がちょっと間違った言葉の使い方をすると、
社会問題にまで発展しますが、
大人が正しくない言い方をしても、あまり問題にならない。。。
そんな気がします。
例えば最近気になるのは、政治家の方がよくそうおっしゃるのですが、
「お調べ”を”して・・・」
これは正しくは「お調べして・・・」ですよね。
「お調べをする」、って日本語として間違っていると思いませんか?
正しくは、「お調べします」とか、「お調べいたします」と使いますよね。
放送や番組でよく使う、
「今日は、生放送でお送りしています」 が、
「今日は、生放送でお送り”を”しています」とか
「このあと○時からは、○○情報をお届け致します」が、
「~お届”を”致します」
などもみな同じです。
これは、「お待ちしております」を「お待ちをしております」というのと同じ。
でも、「大変お待たせ致しまして申し訳ありません」を
「大変お待たせを致しまして・・・」になると、
間違っていないような気がする、とも感じたりします。
言葉は生き物ですし、世の中の人が多く使うものが常識とされていくので
最初は変だな、と思っていても、いつのまにかそれが普通になっていきます。
なので、気になるのもほんの短い期間だけかも!
それに、私も間違っている表現はきっとたくさんあります!
だから、間違いを指摘してどうこうしようというつもりはさらさらありません。
ただ、こうして敏感になるのは、教える立場にいるからです。
これから、人前で喋る、テレビラジオで活躍していこうとしている人たちに
現代の言葉だけを教えるわけにはいきません。
かといって、化石のような言葉を教えても。。。
でも、世の中は0歳から100歳までの方がいて、
テレビラジオを聞いています。
なので、本来の正しい表現を知っていて、それを現代に合わせた表現を
場合によって使う、ということが最も大切だと思うのです。
となると、やはり、正しくはね・・・ということを教えてあげたいのです。
じゃないと、ちょっと年配の人からは、
ったく言葉を知らんあんな奴がテレビで喋ってていいのか!
と叱られ、嫌な思いをすることになるからです。
というわけで。。。やはり、できる限り
古いちゃんとした表現も、私自身が学び続け、
そして、まさに今!の表現も受け入れ、
時代の流れと言葉の移り変わりや現代のセンスを
大切にしていきたいと思います!

ビジネスがうまくいく仕組みを聞こう!語ろう!白熱ビジネスライブ参加者募集。

s_チラシ表
s_チラシ裏
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ちょっとワクワクしながら知識が身につく、あの番組です。
そんな白熱教室と同じ雰囲気を味わえます。
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毎年恒例の、そして、年一回しか行われないビジネスライブです!
募集は既に始まっているのでお早めにお申し込みくださいね!
お申し込みフォームはこちらです。
あ、私は・・・前回前々回に続き、司会を、だけではなく
もう少し深くかかわらせていただきます!
大企業の方も、個人事業主の方も、
事業規模に拘わらず同じ考え方「お客様目線」を、どう自分の仕事に活かすか、
ヒントいっぱいです。
ビジネスライブで聞いたことに即取り組んだら、すぐに結果が出た!という人も毎回いらっしゃるのです。
いろいろな業種の方の事例も紹介されるので、自分に置き換えやすいですよ。
会場でお会いしましょう!!

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