こんにちは!声の笑顔トレーナー梶田香織です。
昨日の「あ」に続いて今日は「い」の発音についてです。
「い」を言う時、「い」の音が鳴る位置を歯の数の幅で表すと、
たぶん無意識で話しているときは
だいたい前歯から数えて左右に3本ずつ、計6本の幅(上でも下でも歯6本分の幅)のあたりで音が鳴っていると思います。
これを、前歯から数えたら5本目くらい、
(奥歯から数えたら親知らずは数えず3本目くらい)の位置で音が鳴り、
そのまま横から「い」と音が飛び出すように言うときれいな発音になります。
これを、よく言われる表現で表すと、口を横に広げてしっかりと「い」と言いましょう、ってことですね。
「い」の音をはっきりだすと、「い」はキリッとした音なので、たららん、とした印象ではなく、
きちんとした印象が打ち出せます。
ただし、その5本目を通り越してもっと奥歯に近い位置で言おうとすると、
歯とほっぺの内側に隙間ができて空気の混ざった濁る音になってしまう場合があります。
発音を細かくコントロールする必要のあるプロレベルではなく、
一般的に発音をはっきりさせようという場合は、歯の5本目あたりで充分かと思います。
明日は「う」の発音についてです。
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